この度は五段に昇段させていただきありがとうございます。
今回はWKO昇段審査会のため様々な国から昇段に挑戦しようと60名の受審者が集まりました。そのため通常とは違った緊張感と雰囲気の中、日本人はたった3名、偶然にも今年52才になる同級生組の挑戦でした。
同い年が私の他に2名いるということで少し安堵したものの、審査を無事通過出来るのかということに関してはなんら関係もなく、不安を拭いきれないままでの挑戦でした。
さて、今回の審査に向けて稽古は特に型を見直し納得いくまでやろうと試みました。
しかし、若い時とは違い柔軟性、技のスピードや切れ、スタミナ等全てが納得出来るものではありませんでした。
審査日が近づくにつれ、これで大丈夫なのか自問自答する日々がありましたが自分自身を再確認し、今ある力で最大限出そうと気持ちを切り替え稽古に励みました。
審査当日も‘今ある力で’を心に留めて精一杯やり抜きました。
1次審査は緊張のあまり型でミスをしてしまった箇所もありましたが無事通過させていただきました。
2次審査の組手は、普段息子の陸仁とは組手をやり込んでいますが、他の人との組手をあまりやっていないせいか、初めのうちなかなか身体が動かず、積極的に攻めることが出来ませんでした。
しかし回を重ねる毎に徐々に動かすことが出来るようになりました。
結果、五段に昇段させていただけましたが全てにおいて決して満足のいく内容ではありませんでした。
しかしこれが今の私なんだと受け入れ‘今ある力で’を心に留め、今後も空手道を追求し日々精進していきたいと思います。
また、新極真会発展のため力を尽くし、強い選手を育てていきたいと思います。
最後になりますが審査して下さいました緑代表、師範方、事務局の皆様、会場におられました全ての皆様、ありがとうございました。