この度は、初段昇段審査の機会をいただき、誠にありがとうございます。
私は3歳の頃、スポーツクラブで空手の稽古に通い始めました。
転校、引越しを経て、小学3年生の時に姉と一緒に東京ベイ港支部に入門いたしました。
それ以来、小井師範、亜翠佳先生の熱心なご指導のもとで、基本・型・組手を一つ一つ学びながら成長し、最初は錬成試合から、選手として県大会や地区大会、そして全国大会への参戦、ユース合宿への参加など、数々の貴重な経験を積ませていただきました。
しかしそんな中、背骨の病気により、通算5年間程稽古ができない時期がありました。
入退院を繰り返し、長い間思うように動けないもどかしさや、また空手が出来るのかという不安でいっぱいの期間でした。
しかし、師範、先生、先輩方、そして仲間達から学んできた「困難を乗り越える力」や「諦めない心」が、自分の中にしっかりと根付いていたことを実感しました。
そのおかげで、できるだけ早くから手に戻りたい気持ちがありました。
復帰後は、以前よりも空手が楽しく感じられ、自分の目標に真っすぐ向き合う喜びを改めて知りました。
そして多くの方々の支えのもと、再び稽古に励み、黒帯への挑戦ができるまでに回復することができました。
私は今年、大学進学のためカナダへ引っ越してしまいますが、出発前にこのような大きな節目を迎えられることに、心より感謝の気持ちでいっぱいです。
空手の稽古は楽しい事だけでなく、辛い修行も多くあります。
また、個人競技でありながら自分1人では上達できません。
私は空手を通して、身体的な鍛錬だけでなく、人としてどうあるべきか、どんな状況でも努力し続ける姿勢の大切さ、また支えてくれる人達への感謝の心を学びました。その教えは今後の人生においても、私の支えとなるはずです。
これまでのご指導、皆様の支えのおかげで昇段に至りましたが、これに驕る事なく、黒帯を締めるに相応しい心技体を極める様、今後も精進してまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。押忍