私は、まだ黒帯を取れたことを実感していません。
師範や先生、先輩が巻いていたあの憧れの黒帯を私が巻ける時がくるとは思ってもいませんでした。
師範が昇段審査を許可してくださった時は、ここまで頑張ってきた自分を認めてもらえた気がして嬉しかったです。
でも、嬉しい気持ちと同時に驚きと不安も感じました。
試験に向けて今まで以上に気を引き締めて稽古を頑張らないといけないと思いました。
練習ではいつもの稽古では見落としてしまっていそうなところまで意識して練習をしました。
師範や先生が指導してくださった部分を思い返し、上手くできない技はできるまで繰り返して頑張りました。
腕立て伏せは苦手なので筋肉痛で腕が曲がらなくなるぐらい練習しました。
基本や移動稽古では、なるべく技を丁寧にしながら速く出すということを意識できたんじゃないかと思います。
型では、撃砕大と五十四歩を久しぶりにしたので少し不安だったけど練習通りにすることができたので良かったです。
柔軟は得意でいつも通り開脚でお腹がついたので嬉しかったです。
私が1番緊張したのは組手です。
5人組手でもふらふらだったのに10人組手になったら倒れてしまうかと思いました。
なので、そうならないために走ったりミットで練習したり道場の仲間に組手をしてもらったり今まで以上に体力作りを頑張りました。
周りの人の協力があってこそ乗り越えられた10人組手だと思うので本当に感謝しかありません。
師範が、黒帯はゴールじゃなくてスタートだとおっしゃっていたので、その言葉の通り気を抜かず黒帯という自覚を持って行動していきたいと思っています。
※兵庫中央支部情報はこちらよりご確認下さい。