この度は、昇段審査を受審する機会をいただき、また昇段のお許しをいただき木元師範、茂木先生をはじめ、諸先生方、道場の皆様には心より感謝申し上げます。
新極真会木元道場の門を叩いてから今日まで、自分自身の空手人生を振り返ると、そこには「継続」することの難しさと、それを支えてくれた周囲の方々への深い「感謝」がありました。
入門から23年が経ちますが、その間、道場から足が遠のく時期もありました。
しかし、その度に茂木先生が掛けてくださった温かい言葉を思い出し、空手を嫌いにならずにここまで続けてくることができました。
入門当初、先生と二人で稽古をさせていただき、20ラウンドのスパーリングを行ったことは今でも鮮明に思い出されます。
先生の左足から繰り出される上段・下段の蹴りは目でみることができないほど速く、「自分も先生のようの蹴りを体得したい」という強い憧れが、基本稽古に全力で打ち込む原動力となりました。
また、今回の十人組手で相手をしていただいた茂木浩之先生も、私にとって憧れの先生であり、拳を交えられたことは夢のような時間でした。
また、息子たちも空手の道を歩むこととなりました。
親子で同じ道を志すことで、空手に対する理解が深まっただけではなく、稽古が辛い時や思い通りにいかない苦しさを共有できるようになりました。
それにより家族の絆はより深まり、互いを尊重し合える素晴らしい関係を築くことができたと感じております。
空手を通して、私は自分自身と深く向き合う術を学びました。
空手とは単に誰かに競い合い結果をだすことだけがゴールではありません。
自分自身と対話し、どのような状態であっても精一杯やり続けることこそが肝要であると考えております。
その小さな積み重ねこそが、確かな成長と進歩、そして「強さ」と「優しさ」に繋がると確信しています。
「基本・移動・型・組手の稽古はすべて繋がっている」という教えを、私は茂木先生から学びました。
華麗な組手を目指すためにも、特に土台となる基本稽古を疎かにせず、全力で行うことを信条としてきました。
成功も失敗もすべてを成長の糧とし、自分の感情に左右されることなく、その時の力の限りを尽くして稽古を積み重ねることが大切なのだと思っています。
木元師範からは継続することの大切さを学びました。
「苦しい時、辛い時、思い通りにならない時こそが成長の機会である」という教えを胸に、今後も精進いたします。
武道とは目先の結果に一喜一憂するものではなく、何年、何十年と継続できるかが重要だと考えます。
なぜなら継続しなければ、自分の心技体の良い部分も足りない部分もわからないからです。
長年の積み重ねの中で様々な経験が力となり、人としての深みになります。
武道は自分の足りない部分と向き合い続けるものだと考えています。
これからも鍛錬を続け、道場に貢献できるよう歩んでまいります。押忍