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第52回全日本空手道選手権大会・初日

2020.11.22
新極真会ニュース

11月21日~22日の2日間にわたり、第52回全日本空手道選手権大会がベルサール六本木で開催されている。新型コロナウイルス感染症対策のため無観客で行なわれた今大会には、男子65名、女子37名がエントリー。第12回世界大会チャンピオンの島本雄二、南原朱里が不在の中、他流派からはオールスター級の強豪が揃った。有力シード選手の闘いを中心に、男子の一~二回戦と女子の一~三回戦が行なわれた大会初日(21日)の模様をお届けする。

【男子Aブロック】

このブロックの中心は、第12回世界大会で7位に入賞した江口雄智。初戦となった井上達二との二回戦では、中間距離からの狙いすました突きや中段廻し蹴り、下段蹴りに加え、上段廻し蹴りや内廻し蹴り、後ろ蹴りなど多彩な攻撃を見せる。井上の胸をつけての攻撃の反則2回も重なり、江口が本戦5-0で完勝を収め初優勝へ向けて好スタートを切った。

対抗に位置する白蓮会館の福地勇人は前平斗真と対戦。回り込みから下突きと中段ヒザ蹴りをヒットさせた福地が、危なげない内容で初戦を突破した。また、渡辺優作は軽量級の機動力を活かして動く手島一翔のボディへ下突きを連打。終盤は右下段廻し蹴りを集中させ、本戦5-0で勝利を収めた。那須翔太と激突した星和会館の大石昌輝は冷静に突きと下段蹴りをヒットさせ、本戦5-0で三回戦進出をはたした。その他、平賀斉彦、三上和久、臼田悠希、????澤穂高が勝利を収め最終日へ駒を進めた。

【男子Bブロック】

このブロックでは男子で唯一、全日本大会で優勝経験がある入来建武が注目を集めた。難波隼平との初戦は下突き、下段蹴り、ヒザ蹴りを着実にヒットさせて終始優位に試合を進め、本戦5-0で勝利。第48回大会以来、4年ぶりの王座戴冠へ向けて弾みをつけた。
また、このブロックには他流派の有力選手も多く顔を揃え、極真会館宮崎山下道場の重松翔は不戦勝で三回戦に進出。山田道場の田中裕也はステップを使って攻める志村朱々璃に対し、ジリジリと距離をつめて突き、下段蹴り、ヒザ蹴りでとらえ、本戦4-0で振り切った。KWF極真会館の宮原穣は古本翔基と対戦。中盤までは互角の打ち合いとなったが、ラスト30秒から宮原が下突きに下段蹴りと上段廻し蹴りを織り交ぜて優位に立ち、本戦3-0で古本を退けた。その他、渡辺和志、緑武士、野邑一心、平木楓が勝利。BブロックもAブロック同様に目立った波乱は見られず、有力選手が順当に三回戦へ進出した。

【男子Cブロック】

このブロックは第12回世界大会日本代表であり、前回の第50回全日本大会で7位に入賞しているベテランの島本一二三がシード頭に入った。弟の雄二が不在のこの大会での頂点獲りに燃える島本は、突きと下段、中段廻し蹴りを軸に志水和朗を攻め立て、本戦5-0で危なげなく勝利。島本と同じ第12回世界大会日本代表の鳥原隆司は、距離を取る藤原猛を追い詰め、突きと左右の下段蹴りで優位に立って初戦を突破した。
同じく第12回世界大会日本代表の亀山真は、16歳の新鋭・金岡陽大の多彩な蹴り技を冷静に対処し、下段廻し蹴りを的確にヒットさせて本戦3-0で勝利を収めた。だが、第12回世界大会日本代表の清水翔希は顔面殴打の反則2回が響き、逢坂岳に敗れる波乱。他流派のエース格とも言える空手道MACの後藤優太は、不戦勝で三回戦進出をはたした。その他、片桐大也、土橋立弥、亀井元気の他流派勢も最終日へ駒を進めた。

【男子Dブロック】

第12回世界大会では今大会出場選手の中で最上位となる3位入賞をはたし、優勝候補筆頭としてラストナンバーのゼッケンを背負う加藤大喜が登場。距離を取って足を使う江口智翔に対し、胸や腹など巧みに突きを散らす。中盤からはヒザ蹴りや後ろ蹴りが的確に江口のボディをとらえ、本戦5-0で勝利。悲願の初優勝へ向け、調子のよさを見せた。第12回世界大会日本代表であり、第50回全日本大会8位入賞の実績を持つ越智純貴は他流派の笹裏健士朗を突きで詰めて下段蹴りで優位に立ち、本戦5-0で勝利を収めた。
その一方、このブロックでも他流派の強豪が強さを見せた。第4回JFKO全日本大会軽重量級王者の森田奈男樹は桑原丈に対し、突きと下段蹴りを中心に上段にも攻撃を振り分け、危なげなく初戦を突破。昨年のドリームフェスティバル高校生男子重量級王者の三上汰明と対戦した心温塾の工藤昂朗は、序盤は三上の下突きに防戦となる場面も見られたが、中盤以降は突きと下段蹴りで反撃し、本戦5-0で三上を下した。その他、有銘大貴、多田成慶、湯川智仁、大野篤貴が三回戦進出を決めた。

【女子Aブロック】

このブロックの中心は、第12回世界大会で4位に入賞した軽量級の絶対女王・菊川結衣。初戦となった二回戦では不戦勝で一回戦を勝ち上がった田中利奈に延長5-0で勝利。志和ひかるとの三回戦でも勝負は延長戦に突入する。ラスト30秒から突きと下段蹴りでラッシュをかけ、志和を振り切って最終日へ進出した。菊川の対抗に入った藤原桃萌は、二回戦で武立会館の鴨宮菜々花を本戦3-0で退けると、続く三回戦では桜塾の石野まことと対戦。小刻みな突きを打つ石野に対し、ラスト20秒から突きと下段蹴り、ヒザ蹴りで攻撃をまとめ、本戦5-0で勝利を収めた。
第12回世界大会日本代表の手島海咲は初戦の相手となった大木苑を本戦5-0で下し、三回戦ではJFKO優勝を始め実績十分の木村敬代を迎え撃った。延長戦に突入した勝負は、左右に回り込んで突きと下段蹴りを連打する手島に対し、木村は狙いすました突きと下段蹴りを放っていく。手島の手数と木村の有効打でジャッジが割れ、手島が判定3-2で辛勝を収めた。第1回JFKO国際大会軽量級王者の水谷恋は、谷口亜翠佳との二回戦を本戦5-0で制すと、三回戦は富野真麻との打ち合いで優勢となり、本戦4-0でベスト8へ進出した。

【女子Bブロック】

2年前の第50回全日本大会では、他流派選手として初めて頂点に立った久保田千尋がディフェンディングチャンピオンとして今大会に出陣。初戦となった谷岡菜穂子との二回戦では、回転の速い突きと下段蹴りで優位に試合を進め、本戦5-0で勝利。続く三回戦では鈴木愛心と激突。距離を取ろうとする鈴木に対し、ジリジリと間合いをつめて突きと下段蹴りを放ち、ヒザ蹴りで対抗する鈴木を振り切って完勝を収めた。
第46回全日本大会以来、2度目の優勝を狙う加藤小也香は、初戦となった二回戦で新鋭の冨村日花に思わぬ苦戦を強いられたものの、延長3-2で何とか勝ち上がる。神谷優良との三回戦も延長戦に突入したが、直線的に攻める神谷をステップでいなし、突き、ヒザ蹴り、下段蹴りの手数で優位に立って5-0で勝利を収めた。第5回JFKO全日本大会軽重量級王者の浅古麗美は、初戦で長谷川梨佳を本戦5-0で撃破すると、続く三回戦では網川来夢との打ち合いを延長5-0で制し、最終日へ駒を進めた。だが、第12回世界大会日本代表の野邑心菜は初戦となった二回戦で、武奨館吉村道場所属の15歳・渡辺小春に敗れる波乱が起こった。渡辺はその勢いのまま三回戦で小嶋夏鈴も撃破し、初出場でベスト8進出を決めた。

東日本大震災復興支援チャリティー/骨髄バンクチャリティ-
第52回オ-プント-ナメント全日本空手道選手権大会

開催日 : 2020年11月21日(土)・22日(日)

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