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型・男女新チャンピオンが誕生 組手部門も最終日に向け激戦に 第57回全日本空手道選手権大会初日

2025.10.18
新極真会ニュース

10月18日から19日にわたり、第57回全日本空手道選手権大会が東京体育館で開催されている。カザフスタンやAINなどの外国人選手や、5月に開催されたWFKO世界大会の初代チャンピオン7名も参戦するなど、国内最高峰の舞台にふさわしい超豪華メンバーが集結した。18日の初日は前回大会からスタートした型部門と、組手部門・男子の一~二回戦と女子の一~三回戦が行なわれた。

【型部門・男子】
男女ともに前回大会王者が不在の型部門。最破が指定型となった一回戦は、大山裕城、イゴール・イサエフ、今泉陽翔、王亜倫、イワン・ティホミロフ、本部紘希、ダヴィド・マグルドゥミャン、角野海斗が二回戦に進出した。

一回戦同様に最破が指定型となった二回戦は、前回大会準優勝の中内功大、同3位の角野将太、志村朱々璃が順当に勝ち上がった。その他、大友伯、今泉陽翔、山崎一平、繁田幸英、ダヴィド・マグルドゥミャンが準々決勝へ駒を進めた。

突きの型が指定型となった準々決勝は、4隅シードの角野、志村、山崎、中内の全員が準決勝に勝ち上がった。

征遠鎮が指定型となった準決勝第1試合は、角野が志村とのハイレベルな争いを3-2で制した。準決勝第2試合は中内が山崎に4-1で勝利を収め、2大会連続のファイナル進出をはたした。

角野と中内による、和歌山支部同門対決となった決勝戦。ともに芸術的な五十四歩を披露した好勝負は、角野が中内に3-2で勝利を収めて初優勝をはたした。「ずっと背中を追い続けた中内先輩との対決だったので、楽しんで悔いのないようにやろうと思いました」と、万感の思いを口にした。

 

【型部門・女子】
最破が指定型となった一回戦は、前回大会3位の山中咲和と細谷希花、4隅シードの入来智羅咲、谷口亜翠佳が順当に勝ち上がった他、梅澤彩音、星芽里、中西美礼、佐藤りさこも二回戦に駒を進めた。

突きの型が指定型となった準々決勝は、4隅シードの細谷、谷口、山中と、4隅シードの入来に勝利した星がベスト4進出を決めた。

征遠鎮が指定型となった準決勝第1試合は、星が4-1で細谷を撃破。もうひとつの準決勝は、山中が5-0で谷口を下した。

五十四歩が指定型となった決勝は、ドリームフェスティバル2025高校生王者の星と第13回世界大会準優勝の山中が激突。星が3-2で山中との接戦を制し、初優勝を飾った。星は「優勝を目指して日々稽古してきたんですけど、今までなかなか結果が出なかったので、今回結果につながって本当にうれしく思います」と喜びを語った。

■型・男子
優 勝 角野将太(和歌山支部)
準優勝 中内功大(和歌山支部)
第3位 志村朱々璃(総本部道場)
第3位 山崎一平(熊本中央支部)

■型・女子
優 勝 星 芽里(東京豊島支部)
準優勝 山中咲和(高知支部)
第3位 細谷希花(埼玉大宮西支部)
第3位 谷口亜翠佳(東京ベイ港支部)

【組手部門・男子Aブロック】


前回大会3位で今大会のゼッケン1を背負った岡田侑己は、初戦となった二回戦で中国支部のユー・ヤンと対戦。ステップで間合いを掌握しながら後ろ蹴り、胴廻し回転蹴り、上段廻しなど多彩な蹴り技でヤンを翻弄。岡田は接近戦でも突きの連打でボディを効かせると、中段廻し蹴りで技有りを奪取。本戦5-0で完勝を収めた。

第56回全日本大会で5位に入賞し、第1回WFKO世界大会では中量級で準優勝をはたした塚本慶次郎は、初戦となった二回戦で修武會の樋口和真と対峙。塚本は接近戦を突きやヒザ、後ろ蹴りで優位に運び、ラスト30秒からは突きとヒザの回転を上げて樋口を突き放す。塚本が本戦5-0で危なげなく2日目への進出を決めた。

第1回WFKO世界大会軽量級王者の澤井天心、同軽中量級準優勝の前平斗真も順当に勝利を収めた他、イェラマン・ムカシェフ、堀之内陽逞、鈴木皓大、水谷翔も三回戦に駒を進めた。

【組手部門・男子Bブロック】


二回戦から登場した第1回WFKO世界大会中量級王者のアントン・ジマレフは、岩崎空手の古矢聖人と激突。下突きとカギ突きを連打したジマレフは、続けざまに中段廻し蹴り技有りを奪取。なおも下突きを連打すると古矢が崩れ落ち、ジマレフが一本勝ち。圧勝で三回戦進出をはたした。

第1回WFKO世界大会軽重量級王者の渡辺和志は、初戦となった二回戦で杉本昌哉と対戦。渡辺は胸への突きと下段蹴りで優位に立つ。ラスト30秒から渡辺は下突きとヒザでラッシュをかける。杉本も食い下がるが、本戦4-0で渡辺に軍配が上がった。

第9回JFKO全日本大会重量級王者の多田大祐、第13回世界大会デンマーク代表のサミュエル・ハラスの他、𠮷澤穂高、山富颯也、落合奏太、古庄正樹も2日目に進出した。

【組手部門・男子Cブロック】


第56回全日本大会4位の前田勝汰は、初戦となった二回戦で修武會の河合透吾と対戦。序盤から激しい突きの打ち合いとなった勝負は、サイドステップを使ってリズミカルに突きを打ちこんだ前田が優勢となり、本戦4-0で三回戦へ進出した。

第56回全日本大会8位の髙橋耕介は、同じ「05世代」の山地悠斗と二回戦で激突。距離を取って回る山地に対し、髙橋は詰めて下突きを連打。下突きと下段廻し蹴りで圧力かけた髙橋は、終盤に下突きのワンツーからヒザにつなぐコンビネーションで優位に立ち、本戦5-0で完勝を収めた。

第9回JFKO全日本大会軽重量級王者の金岡陽大、カザフスタンのアンジェイ・キンザースキーの他、北嶋治将、ヴィクター・ニシムラ、平木楓、藤田春人も三回戦行きを決めた。

【組手部門・男子Dブロック】


二回戦から登場した渡辺優作は、雅の佐藤悠槇と対戦。中盤までは接近戦で打ち合う展開となり、迎えたラスト30秒。渡辺が突きと下段で一気呵成に攻め込み、本戦5-0で危なげなく三回戦進出をはたした。

前回大会準優勝で今大会の最終ゼッケンを背負った遠田竜司は、初戦となった二回戦でポーランドのマテウシュ・ディニェヴィチと激突。左の中段廻し蹴りをヒットさせると、左の下突き、左の下段廻し蹴りを連発して優勢となる。終盤には突き連打から下段廻し蹴りで攻め立てた遠田が、本戦5-0で好発進を決めた。

第2回JFKO国際大会重量級準優勝の工藤昂朗の他、後迫龍輝、後藤光乃介、本山杏平、湯川智仁、パヴェル・フェフェロフも2日目への進出をはたした。

【組手部門・女子Aブロック】


前回大会準優勝の目代結菜は、初戦となった二回戦で愛信會アイライツの渡邉ゆみに本戦5-0で完勝。続く鈴木愛心との三回戦は目代の顔面殴打で注意1となったが、目代は下突きを軸に攻勢に回る。終盤には目代が回り込みから突きと下段蹴りでラッシュをかけて食らいつく鈴木を突き放し、本戦4-0で準々決勝進出をはたした。

前回大会3位で4強の一角の藤原桃萌は、初戦となった二回戦で井上ほの花に本戦5-0で勝利。松田理央との三回戦は、突きと下段蹴りの打ち合いとなった。藤原は中盤から徐々に圧力をかけ始めると、ラスト30秒からは下突きを連打して手数でも優勢となり、本戦5-0で完勝を収めた。

その他、三回戦で小嶋夏鈴を破った水谷恋と、三回戦で野邑心菜を撃破した宇都宮美咲もベスト8入りをはたした。

【組手部門・女子Bブロック】


第1回WFKO世界大会軽重量級王者の網川来夢は、初戦で白井楓を本戦5-0で突破。第2回JFKO国際大会軽量級王者・西山空那との三回戦は、スピードと手数で勝負する西山に対し、突き、ヒザ、下段蹴りをヒットさせるものの、決定的な差はつかず判定は網川の2-0。延長ではラスト30秒から中段廻し蹴りやヒザで攻勢に回った網川が、延長5-0で準々決勝に駒を進めた。

第1回WFKO世界大会重量級を制して主要4大会のグランドスラムを達成した絶対女王・鈴木未紘は、黒田蒼との初戦を延長5-0で勝利。澤井ナノとの三回戦では鈴木がジリジリとプレッシャーをかけ、突き、ヒザ、中段廻し蹴りで攻め立てる。終盤には下突きの連打からヒザでなおも攻め続けた鈴木が、本戦5-0で完勝を収めた。

その他、三回戦で山中咲和に勝利した水谷藍、三回戦で渡部はるあを下した細谷誉が準々決勝に進出。組手女子は4強が全員、2日目に駒を進める


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