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渡辺優作「『中道』を心掛けるように、 自分自身をコントロールしています」

2025.10.14
新極真会ニュース

―― 全日本大会が迫ってきましたが、現在の調子はいかがですか。
「日々、一歩一歩強くなれている実感があります。その積み重ねを大会で出すのが楽しみです。自分の進化した姿を皆さんに見てもらうことが、恩返しになると思っています」

―― どんな点を強化してきましたか。
「6月のWFKO世界大会でベスト8に終わったことを踏まえて、技術面では自分の持ち味である突きを磨いて、的確にヒットするように精度を上げました。WFKO世界大会では大事なところでミスが出てしまったので、どんな時でも冷静に闘えるように精神面の強化も図りました」

―― 精神面の強化というのは、具体的にはどのようなことですか。
「塚本(徳臣)師範から指導していただいたんですが、調子がいい時に調子に乗りすぎない。調子が悪い時に悲観的になりすぎない。どんな時でもちょうど真ん中くらいの心持ち、『中道』を心掛けるように、自分自身をコントロールしています」

―― 大会前のルーティンやゲン担ぎはありますか。
「以前はお守りを持ったり、決め事をしていましたが、塚本師範からどんな状況でも闘えるのが本物と教わったので、今はルーティンを持たないことがルーティンになっています。どんな時でも自然体でいることが、強さにつながると信じています」

―― 渡辺選手は他の選手の試合動画も熱心に観るそうですね。
「相手の特徴や強みを把握することで、自分の武器をどう活かすか考えやすくなりますし、単純に空手や格闘技を見るのが好きで、強い選手のいい部分を自分のものにしたいという気持ちもあります。ボクシングや総合格闘技の映像を観て、『これを試してみよう』と考える時間が楽しいんですよね。研究というより趣味に近いと思います」

―― 今年で27歳。年齢的には若手から中堅に移りつつありますね。
「もう若手ではないと自覚しています。下から勢いのある世代が挑んでくるのは自然なことで、自分もかつてはそうでした。今は年齢や立場に関係なく、目の前の相手に全力で勝つことだけを考えています」

―― 弟の和志選手とは、全日本の決勝戦で対戦する可能性があります。
「毎回のことですが、弟との決勝対決はふたりの目標です。実現すれば、両親へのこれ以上ない恩返しになりますからね。もし対戦することになれば、勝ちを譲る気はありません」

―― 海外選手も出場するなど強豪揃いですが、どんな思いで臨みますか。
「全日本大会は1年の集大成です。これまでやってきた過程、すべてをかけて挑みたいと思います。トーナメント表を見ても全員強豪ばかりですが、自分のこれまでの経験や準備してきたことを信じて闘うだけだと思っています」

第57回全日本空手道選手権大会
【開催日】2025年10月18(土)、19(日) 両日 9時開場、10時試合開始
【会場】東京体育館(JR総武線千駄ケ谷駅、大江戸線国立競技場駅)

大会チケット・情報はこちら

第57回全日本空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。


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