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カラテドリームフェスティバル2024国際大会・初日

2024.07.21
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7月20日~21日の2日間にわたり、聖地・東京体育館でカラテドリームフェスティバル2024国際大会が開催されている。2018年以来6年ぶりに国際大会として行なわれる今大会には、日本を含め23の国と地域から過去最多の延べ3,755名がエントリー。大会初日となった7月20日には、全日本空手型競技選手権(団体型)、幼年から一般までの型部門、組手の全日本シニア空手道選手権と新極真カラテ全国新人戦がラインナップされた。

3グループのローテーション制となった1Gの最初に行なわれた団体型は、小学生低学年、小学生高学年、中・高校生、35歳以上の4部門に分かれて争われ、小学生低学年は7チーム、小学生高学年は17チーム、中・高校生には6チーム、35歳以上には2チームが出場した。

型団体・小学生低学年は兵庫中央D(山田望仁、神田総司、加納望夢)と長野(竹内碧、山口達己、金井ひより)が決勝に駒を進め、長野が5-0で勝利を飾った。

型団体・小学生高学年は東京江戸川A(大友侃、一色悠輔、松澤きく乃)と兵庫中央C(四宮矢馬人、岸本瑛太、安﨑日彩)の決勝となり、東京江戸川Aが3-2の僅差で前年に小学生低学年を制している兵庫中央Cの3選手を振り切った。

型団体・中・高校生は、兵庫中央B(川端莉緒、澤木航太、高山東弥)と兵庫中央A(岸本莉子、山田このみ、梅本龍希)の同門対決に。ともに力強い十八を披露したが、兵庫中央Aが4-1で勝利を収めた。

ワンマッチ決勝戦となった型団体・35歳以上は、安定した突きの型を見せた東京ベイ港(谷口亜翠佳、伊藤允英、大瀧健一)が東京城南川崎(田中幸太朗、金田芳朋、千葉広実)に5-0で勝利した。

個人型で注目を集めたのが、世界大会で日の丸を背負った選手が出場した階級だ。田中健太、中内功大、志村朱々璃が出場した型・男子19歳以上30歳未満は、前年の決勝戦と同じく田中と中内が激突。力強い観空を演じきった中内が、3-2で田中を振り切り昨年のリベンジに成功した。

山中咲和、細谷希花、入来智羅咲がエントリーした型・女子19歳以上30歳未満は、昨年準優勝の山中と3位の細谷が決勝戦に進出。甲乙つけがたい内容となったが、山中が4-1でハイレベルなトーナメントを制した。

型・女子30歳以上40歳未満は、世界大会であらためて地力の高さを証明した将口恵美が躍動。成嶋菜月を5-0で下し、2013年以来となるドリーム王者に輝いた。


型・女子40歳以上50歳未満は、入賞の常連である谷口亜翠佳と安岡由紀がファイナルに進出。キレのある征遠鎮を見せた谷口が、ドリーム型部門では5度目となる戴冠を成し遂げた。


型・女子50歳以上60歳未満決勝戦では、久野久美と砂川久美子が突きの型で対戦。砂川が力強さとキレを兼ね備えた型を披露し、2009年以来15年ぶりとなるドリーム王者に輝いた。

第13回世界大会日本代表が出場した階級以外でもハイレベルな試合が続出した。その中でも以下の選手たちが激戦を勝ち抜き連覇を達成した。型・小学2年生男子では、鈴木蒼太が〆木秀太を下し優勝。型・小学2年生女子は、五味川結愛が西尾夢姫を3-2の僅差でかわし優勝盾を獲得した。型・小学3年生男子では、福岡支部の村上龍樹が安定した型を披露。山口達己の追随を許さず世代間の頂点に立った。

型・小学5年生男子は、これまでドリーム型部門で4度の優勝経験がある佐野颯が順当に決勝戦に進出。昨年も対戦した小林葵を4-1で破り連覇を達成した。型・小学5年生女子の決勝戦は、吉田にこと川口純の顔合わせに。3-2の僅差で川口が逃げ切りに成功した。

型・中学生女子の決勝戦は、岸本莉子と山田このみの同門対決に。正確無比な突きの型を演じきった岸本が、堂々の3連覇を達成した。


2G開始前にはドリームフェスティバル最終日の後に開催(7月21日、国立代々木競技場第二体育館)される「第1回空手Champion of Champions」に出場する男女16選手が登場。目前に迫った世界頂上決戦に向けて決意を語った。

2Gで行なわれた全日本シニア空手道選手権(組手)では、ハイレベルなトーナメントを勝ち抜き連覇を達成する選手が数多く見られた。

東京城南川崎支部の同門対決となった男子40歳以上45歳未満軽量級は、田中幸太朗が突きとヒザ蹴りで圧力をかけ続け元田賢太郎に粘り勝ち(本戦2-0、延長5-0)。見事、連覇をはたした。

男子45歳以上50歳未満軽量級は、過去4度の優勝経験を持つ瀧本啓介が、中段ヒザ蹴りで技有りを奪い森下和樹に快勝。本戦5-0で頂点に立った。

男子45歳以上50歳未満重量級は、前年王者の平井博之が3位の江崎善太に本戦4-0で勝利。3度目のドリーム制覇を成し遂げた。男子50歳以上55歳未満重量級は、ディフェンディングチャンピオンの髙橋和久と石黒紀之の顔合わせに。結果、3度の戴冠歴がある髙橋が本戦5-0で勝利した。

男子60歳以上65歳未満軽量級は、トーナメントを通して安定感を見せた波多江祐次が杉田誠に本戦5-0で快勝。大会3連覇を成し遂げた。女子30歳以上40歳未満軽量級は、手数で上回った内田麻希が金乙のりこを本戦5-0で下し連覇を達成。

女子40歳以上50歳未満軽量級は、谷口亜翠佳がカステロ実里を寄せつけず貫録の勝利。型個人、型団体に続き、この日3つめのタイトルを獲得した。

2Gと3Gで行なわれた新極真カラテ全国新人戦では、全61部門に分かれた851名のドリーマーたちが真夏の祭典のマットを踏み、熱戦を繰り広げた。ここから、多くの選手が全日本選手権へと羽ばたいていくことだろう。


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