8月3日、ハンガリーのフルコ・カルマン師範がご逝去されました。
カルマン師範は、ハンガリーでフルコンタクト空手を広めた第一人者であり、長きにわたってハンガリーの象徴としてリーダーシップを発揮されました。
在籍会員も欧州で有数の規模を誇り、数々の世界的に活躍する強豪選手を育成してきました。近年では第11回世界大会女子部門のチェンゲ・ジェペシ選手の優勝が記憶に新しいです。また、カーローツィ師範を筆頭に多くの優秀な支部長を育成して組織の拡充を図り、世界大会にも特別協賛者として貢献するヤノシュ・ジュガ師範をはじめ多くの企業家も輩出してきました。非常に個性あふれるカルマン師範の人柄を反映して、各方面で活躍する優秀な弟子を多く輩出してきました。
こうしたハンガリーの総力を挙げて、2001年には第2回カラテワールドカップを主催しました。また、大山総裁没後20年を記念したマス大山・メモリアルカップを2014年に開催し成功を収めるなど、世界的にもその組織力を発揮してきました。
一方、WKOに目を移しますと審査委員として、ご自身が最高段位である八段位の高弟として、長年高段者の審査員を務めていただきました。
このように、ご自身が極めて高名な空手家であると同時に、指導者、組織人としても多大なる貢献をしてくださったカルマン師範のご逝去は世界に大きな悲しみを与えたことと思います。
謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からカルマン師範のご冥福をお祈りいたします。また、ご家族・門弟の皆さまの悲しみを拝察すれば極めて心が痛みます。
新極真会広報