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新極真会ニュース

継続は力なり

2022.02.01
新極真会ニュース

いつも新極真会の発展に様々なご協力をいただき有り難うございます。希望に満ちた2022年のはじまりの1月、皆さまにおかれましては、お変わりなく健やかで充実した日々をお過ごしになられたことと拝察いたします。日本では寒さの厳しい日々が続いていますが、暦の上では2月4日が立春という季節の節目となり、梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春が始まります。

新極真会は、1月9日の鏡開き稽古会で一年の活動を開始しました。昨年はコロナ禍で休止したため二年ぶりです。大山総裁が眠られる護国寺には約220名が集まり、澄み渡る青空の下、純白の道着で心身を包み、基本稽古の気合を響かせ、奉納演武で大山総裁への感謝を奉げました。コロナ禍により様々な行動が制限を受けるなかで、神聖なる場所に大切な同志たちと一堂に会し、寒風吹きすさぶなか、無心で突き蹴りを繰り出し、気を吐いたのは至上の喜びでした。

約二年におよぶコロナとの共生によって多くの国際大会は延期や中止を余儀なくされています。フルコンタクト空手の世界的なフラッグシップともいえる第1回世界選手権の中止も決定されました。私たちが本年9月にポーランドで開催を計画している第7回全世界ウエイト制大会は、万策を講じて何とか実現させたいと考えています。様々な制限はありますが、各地区選抜戦を展開しながら、新極真会を前に前に推進させてまいります。主催国となるポーランド支部の皆さまにおかれましては、膨大な準備のご苦労があることと推察いたしますが、力を合わせて実現に向けた課題をひとつひとつクリアしていきましょう。約2年間、世界各地の支部長道場長の皆さまとお目にかかっておりませんが、世界的な困難を乗り越えて再び会える感動の日を心から楽しみにしています。

さて、フルコンタクト空手界では、日本が主導する形で全日本フルコンタクト空手道連盟が創設され、世界連盟の礎として様々な活動が展開されています。過去6回に及ぶ国内選手権、2018年には国際選手権を開催することによって多数の流派団体が大同団結を形にしてまいりました。そして、本年3月には第1回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会を東京、代々木競技場第一体育館で開催する運びとなりました。この大会にはコロナ禍にもかかわらず、幼年から高校生まで1,277名の選手が出場し、男女学年別体重別の58階級に分かれて国内最高峰選手権の覇を競います。新極真会の選手はこのうち約半数を占めますが、ぜひ新極真会の威信を賭けて正々堂々と戦い抜いて欲しいと思います。そして、多数のフルコンタクト空手団体の強豪選手と切磋琢磨して、フルコンタクト空手の素晴らしさを社会に示し、オリンピック競技化による華々しい舞台の必要性を示していきましょう。大同団結こそが、そうした未来の大きな夢の礎となります。世界各地でも日本での活動を踏まえて、大同団結の機運を盛り上げていきましょう。一方で、こうした多様性の潮流において、新極真会はその渦に呑まれることなく、独自性の際立つ団体とならなければなりません。世界各地の指導者の考えや個性を大切にし、それらの集積によって魅力的な組織を目指していきましょう。

 世界各地でフルコンタクト空手を稽古する門下生には、どのような制限や困難があっても、与えられた環境で、できる限りの稽古を続けて欲しいと願います。自分自身をより良く変えたい、そうした一念発起で道場の門を叩いていただいたことと思います。稽古は楽しいときばかりではなく、苦しいときもあるでしょう。そんなときは迷わず道場に行ってみる、師範や仲間に会いに行く。その一歩で、新しい自分自身を発見し、必ずや人生の勝利者になってほしいと願います。一方、指導者はこうした門下生の想いをしっかりと受けとめ、道場での苦しい稽古も喜びや楽しさをもって、乗り越えられるように導いていくことが大切です。情熱あふれる指導者、笑顔のあふれる道場の集まりこそが新極真会の独自性となっていくでしょう。いかなる苦しみも喜びに変えていける逞しさをもった組織にしていけるように、引き続き努力精進してまいりましょう。押忍

新極真会代表 緑 健児


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