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空手の真髄を示す2025年JKO昇段審査会

2025.03.02
新極真会ニュース

2025年3月2日、JKO昇段審査会が総本部道場にて開催されました。今回の審査会には壮年から若手までの17名の選手が参加し、空手の真髄である技術・精神力・体力が試されました。第13回世界大会で現役を退いた加藤大喜選手や、5月に行われるWFKO世界大会の日本代表に選出されている澤井天心選手、目代結菜選手、井上ほの花選手など注目の選手たちも参加。白熱した審査の模様が繰り広げられました。

一次審査:基本・型・体力の試練

「人事を尽くして天命を待つと言いますが、みなさん審査項目すべてをやり尽くしたという思いで臨んでいるでしょう。手を抜くことなく全力で挑んで、ぜひ全員が二次審査に進めるようにがんばってください。昨日、外舘(慎一)師範が全員に受かってほしいという思いで、多忙な中でも指導してくださったと思います。当たり前だと思わず、その気持ちに応えられるようにがんばってください。第1回WFKO世界大会の日本代表選手は、今日も二次審査で厳しい十人組手がありますが、この経験を活かしてチャンピオンを目指してください。それぞれが目標を持って審査を受けていると思いますので、それを達成できることを期待しています」

緑代表の挨拶で昇段審査会が幕を開けると、間髪入れずに一次審査が始まった。外舘師範の号令のもと基本からスタートすると、弐段以上と初段・1級の2班に分かれての移動審査へと移行。大粒の汗を流しながら、受審者たちは気合いのこもった基本・移動を見せた。

型審査では段級位別に3班に分かれ、それぞれが3つずつ指定型を披露。その後は体力審査で拳立て50回、ジャンピングスクワット100回を全員で行ない、柔軟審査を経て一次審査が終了した。




二次審査:魂をぶつけ合う十人組手

17人中15人が一次審査を合格、1人は組手で巻き返せばという条件つきで16人が二次審査へと駒を進めた。緑代表が「空手の命は組手にあり、組手の命は基本にありと大山倍達総裁がおっしゃっていました。しっかりと気迫を出して、苦しい場面でも絶対に逃げない、立ち向かっていくという組手を行なってください」と発破をかけると、最後の関門・十人組手が幕を開けた。

十人組手はシニア男子、一般男子、一般女子の3班に分かれて実施。相手と1分間組手を行ない、終了すると横に一列ずれる形式で行なわれた。一昨年、昨年は受審者同士が拳を合わせる形式が取られていたが、今年は一般男子と女子の班に対戦相手となる協力選手が男子5名(志村朱々璃、遠田竜司、佐藤篤樹、北嶋治将、後藤光之介)、女子4名(長谷川真美、小嶋夏鈴、蛭田理佐、白井楓)の計9名参加。各々が全力で魂をぶつけ合った。

シニア男子は柳原義文参段、工藤武美初段を筆頭に、第一線で育成に尽力する指導者や歴戦のベテランが気迫あふれる組手を披露。一般男子、女子は加藤弐段と現役選手の世代を越えたぶつかり合いや、5月のWFKO世界大会、JFKO国際大会に向けて奮闘する選手たちの気迫あふれる組手が見られるなど、各々が熱い思いで審査を完遂した。


二次審査の結果、二次審査を受審した16名全員が合格をはたした。最後は緑代表が総評を行ない、今年のJKO昇段審査会が閉幕した。

「みなさん素晴らしい内容でした。これからの人生において壁にぶつかったり、試練が訪れる時もあると思いますが、今日の組手に比べたらつらくないと思えるような経験になったと思います。ぜひこの経験を忘れずに気合いを入れて、さらに上を目指して精進していただきたいと思います」

昇段者(新段位)
今回の昇段審査の結果は以下の通り。

四段
柳原義文(北海道道央支部)
関 周作(東京東支部)

参段
倉知雅彦(東京東支部)
長谷川梨佳(埼玉武蔵支部)
加藤大喜(愛知中央支部)
福井真弓(愛知中央支部)

弐段
工藤武美(青森工藤道場)
福住雄二(埼玉武蔵支部)
入来智羅咲(東京城南川崎支部)
澤井天心(東京城南川崎支部)
目代結菜(東京城南川崎支部)
井上ほの花(東京城南川崎支部)
佐野孝太(神奈川北支部)
江川裕輔(静岡支部)
坪井伯光(静岡支部)

初段
内藤陸仁(大田南支部)


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