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最も重要なのは〝心〟。 心に『不可能はない』と思わせること-アンジェイ・キンザースキー

2025.12.22
新極真会ニュース
― 優勝おめでとうございます。あらためて全日本大会の感想を聞かせてください。
「ありがとうございます。日本の大会は非常にレベルが高いと思います。
演出や運営も素晴らしく、観ていてあきることもありません。
今回はとても強い選手が集まっていました。
彼らと同じ舞台に立てたことは私にとって大きな名誉でした。
これまで7回来日しましたが、来るたびに多くの感動があります。
日本への印象はつねにいいものばかりです」
―― 仲間や家族の優勝への反応は、どのようなものでしたか?
「第1回WFKO世界大会が悔しい結果に終わり、私はその雪辱を果たしたい気持ちでいっぱいでした。
両親がとても落ち込んでいたことも知っていましたし、
早く勝利をつかんで喜ばせたいと思っていました。
カザフスタンに戻ると、チームメイトや友人たちも温かく迎えてくれました。
彼らのサポートは言葉よりも価値のあるものでした」
―― 勝因は何だったと思いますか?
「忍耐、献身、そして自分を信じる力だと思います」
―― 日本人以外の選手が優勝したことは、フルコンタクト空手界にとって大事件でした。
「すべては実現可能だと信じていましたし、この大会の頂点に立てると信じていました。
もちろん優勝直後は感情があふれましたが、
すぐに『これからもっと大きな大会が待っている』と気持ちを切り替えました」
―― 多くの選手が接近戦を仕掛けてきたと思います。どのように打開しようと考えていましたか?
「日本の選手は接近戦が得意で、試合のペースも速いです。
彼らがどう仕掛けてくるかはわかっていたので、それを受け止める準備をしていました。
私も接近戦に苦手意識はなく、近距離でも遠距離でも闘うことに慣れています。
いい選手は、どんな状況でも闘えるべきだと思います」
―― 決勝ではヒザ蹴りで一本勝ちを収めました。ヒザ蹴りはやはり一番の得意技なのでしょうか?
「近距離での主要な武器の一つです。
私の身長や身体特性のおかげで、より有効な技になっていると思います」
―― ヒザ蹴りの稽古はどのように行なっていますか?
「他の技と同じように、たくさんの反復練習が必要です。
補助トレーニングもありますが、一番大切なのは
『自分の蹴りを信じること』です」
―― 突きの威力も昨年より増していると感じました。
「筋肉量が増えたからではないでしょうか。
2023年の第13回世界大会の時は82~83kgでした。
現在は93~95kgの間で推移しています。
とくにトレーニング内容を変えたわけではないので、
力が増したのは生物学的な成長と継続的な稽古の結果ではないかと考えています」
―― 今の自分が他の選手よりまさっていると思う点は何でしょうか?
「すべての選手は唯一無二です。
自分が他の選手より大きく優れているとは言えませんが、
少しだけ他の選手より稽古などに時間を割いていることが要因と言えるかもしれません。
そして最も重要なのは〝心〟です。
心に『不可能はない』と思わせることです」
―― では最後に、人生の目標を教えてください。
「自分に嘘をつかないことです」

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