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オリンピック・パラリンピック東京開催が決定

2013.10.02
代表メッセージ

 9月7日、2020年オリンピック・パラリンピックの開催都市が東京に決定しました。この招致活動においては、東京とイスタンブール、そしてマドリードが開催都市に立候補し競合しました。各都市の招致活動に携わられた皆さまの想像を絶するほどのご尽力に心からの敬意と感謝を申し上げます。私もこの開催国の一員として、決定の瞬間には心躍る気持ちと同時に、2020年に世界中の皆さまを東京にお迎えする責任に緊張感が湧き出てまいりました。

 2011年3月に東日本大震災という国難に遭遇した日本は、日々刻々、国民が一丸となって復興に向けて努力に努力を重ねてまいりました。被災地はまだまだ復興途上であり、行方不明の方もいまだ多く、不便を余儀なくされている方もたくさんおいでます。今回の東京オリンピックの決定は、震災から立ち上がろうとする日本に夢と希望を与えてくれたものと深く感謝をしています。招致にあたられた東京の役員方は、成功の原動力にチームワークを挙げておられましたが、まったくその通りだと強く感じています。何が何でもこの夢の力を東北の復興、いや日本の復興につなげなければならないでしょう。2020年まであと7年。これは長いようでとても短いものです。世界中の皆さまをお迎えし、おもてなしするために日本国民の一員として懸命の準備に携わってまいりますので、2020年には一人でも多くの方に日本にお越しいただきたいと思います。

 さて、この東京開催の決定を受けて、私たちの空手は2020年に新たな希望の光が射してまいりました。空手母国である日本には、やはり空手の力が絶対的に必要だと信じて止みません。正式種目でなくとも、公開競技、またはデモンストレーションとしての参加を視野に入れてがんばっていきたいと思います。一日も早く、一刻も早く、フルコンタクト空手が大同団結して、そうした可能性を追求する態勢を作らなければなりません。本年4月、リトアニアで開催されましたわがWKOの世界総会でも承認されたWFKO(全世界フルコンタクト空手道連盟)構想の推進を加速していきたいと思います。ぜひWKO加盟各国の支部長責任者の皆さんは、各国連盟の創設にご理解とご協力をお願い致します。このWFKO構想の発起国となる日本では、来年5月に統一競技会を開催することが決定しました。これはフルコンタクト空手のオリンピック種目化に向けた大きな一歩、前進になります。本大会の幹事役を引き受けるわがWKO日本地区は、この責任の重さを肝に銘じて、その成功に向けて加盟各団体の事情に目を向け、そして意見や考えに耳を傾けて、共に手を携えて前に進んでいきたいと思います。

 こうしたオリンピック種目化と同時に、私たち新極真会は自分のアイデンティティをしっかり意識して、今まで以上に武の道を追求していかなければなりません。今月19日、20日は45回の歴史と伝統を誇る全日本大会(体重無差別)を開催致します。小よく大を制する武道空手の醍醐味、そして礼に始まり礼に終わる武道の心得。このように極真の原点、私たちの礎を今まで以上に本大会でしっかりと具現化していく所存です。私たち新極真会が決して失ってはならない武道精神の継承を強く念頭において、これからも力を合わせて万事に当たって参りましょう。
 
新極真会代表 
緑健児



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