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キャンプで共有した時間や感動は私の人生の宝

2018.08.01
代表メッセージ

夏本番、連日稀にみる酷暑に見舞われていますが、皆さんはどんな今をお過ごしでしょうか。
本部には世界各支部からたくさんのキャンプ便りを頂いています。彼らの気合いが日本まで聞こえて来そうです。

今月、私はブルガリアとモンゴルからお招きを頂き、純白の道着に袖を通して同志と共に一心不乱に稽古しました。楽しかったです。生涯修行の武道空手はいつでも現役。私も選手時代のような稽古量には及びませんが、重ねた年の数に応じた稽古の内容で自分自身が常に武道家であるよう努力したいと思います。フルコンタクト空手をしていたお陰で今も変わらず壮健でいられることを嬉しく思います。
ブルガリアではボリス・ニコロフ国代表やジョルジ・ポポフ師範を中心に国内支部長が一致団結してキャンプを運営し、欧州を中心に14カ国から多数の参加者が集った国際合宿でした。今春、怪我を克服して見事に欧州チャンピオンに返り咲いたヴァレリー・ディミトロフ選手も積極的に裏方を務めてくれました。このキャンプでは、欧州地区昇段審査会を併催したことから、ヘスス・タラン欧州技術審査委員長や国際指導の経験豊富な師範方、世界王者の塚本徳臣師範などが指導に当たりました。昨今、フルコンタクトの名のもとに様々な国際連盟との提携を推進していますが、やはり私たちの同志の催事が何より大切であると再認識しました。

また、先日はモンゴルを訪問しました。こちらは新極真会に加盟5年目の新しい同志です。ゴンボゲレル国代表を中心に役員方が団結してキャンプの運営にあたりました。稽古指導は基礎技術の標準化と組手技術の応用に力を注ぎました。参加された皆さんの習う意欲が高く、こちらも全力でこの気持ちに向き合いました。国連盟は次々と明確な活動目標を掲げて突き進む。この国の潜在的な力は計り知れないものがあると直感しました。
両国のキャンプを通じて、子供たちのがんばりには胸打たれました。未来のフルコンタクト空手界を担う金の卵です。どうか、空手の技だけでなく、親への感謝を忘れず、その気持ちをきちんと伝えていって欲しいと願います。今回お世話になりました両国の皆さんには大変温かいおもてなしを頂き、想い出深い時間を過ごすことができました。皆さんと共有した時間や感動は私の人生の宝となりました。本当に有り難うございました。

さて、最後になりますが来年に控えた第12回世界大会の日程が2019年11月9日-10日に決まりました。皆さんご承知のように東京はオリンピックとの兼ね合いで発表に時間がかかりました。フルコンタクト空手、その主導役を自負する新極真会最高峰の大会ですから、私たち全員が一丸となって大成功に導いていきましょう。その成功には、各国から最強の選手をこの晴れ舞台に送り出して欲しい。選手の皆さん、一日一日、一瞬一瞬の時間を無駄にすることなく、世界一稽古した人間が世界チャンピオンの栄誉に輝けることを信じて、決戦の日に向けて精一杯頑張ってください。押忍

新極真会代表
緑健児

Bulgarian Summer Camp – Kamchia 2018


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