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全日本出場選手の奮闘を期待する

2020.10.16
新極真会ニュース

いつも新極真会にご支援をいただきありがとうございます。
今は秋真っただ中、これから紅葉の美しい季節となります。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。健全な精神は健全な肉体に宿ると言われるように、長引くコロナ禍のなかでも積極的に稽古を継続し、健やかで実りある日々が過ごせますことを期待しています。

さて、世界各地で新型コロナウイルスの感染状況が異なり、各国の政府や自治体の拡大予防の考えに民間の創意工夫を添えて、社会活動や経済活動が新型コロナウイルスとの共生を前提として展開されていることと拝察します。世界を概観してみれば、積極的に大会を開催している地区もあれば、一層の感染拡大懸念によって道場閉鎖を余儀なくされている地区もあるなど対応も様々なようです。各地区での局面は異なっても、新型コロナウイルスとの戦いに身を置いていることは世界共通です。離れていても心の絆をしっかり意識して、共に前進してまいりましょう。

11月21日、22日に開催する第52回全日本選手権が迫り、先日、トーナメントを発表して体重無差別の空手日本一を決める戦いの火蓋を切りました。コロナ禍における大会開催は様々な困難が伴います。感染拡大の現況や予測などの分析。感染予防と競技安全の両立と確証。必要な社会情報の収集と臨機な応変。さまざまな準備や検討を重ね、幾多の荒波を乗り越えて開催にこぎ着けました。コロナ禍においても稽古を継続してきた選手たちの努力や想い。そしてその選手を支えてきた同志の友情や愛情。こうした純粋をしっかりと見つめ、すくい上げたい。最上級の選手権大会を必要とする、最上級の競技選手のために、本大会を開催いたします。

本大会開催を告知したのは8月でした。秋冬の感染推移の予測が困難ななか、無観客・有料配信によって中止リスクを抑えて一日も早い告知に注力しました。これは、選手の皆さんから本大会の中止や延期の不安を取り除き、稽古や準備の時間をできるだけ確保して、フルコンタクト空手界にいち早く活力の火を灯したい、そのような考えが根底にありました。まだまだ、地方圏ではコロナに対する警戒が強く、仕事や学校の関係で試合に出たくても出れない選手もいると聞いています。そうした選手の気持ちも含めて、大会を成功に導いていきたいと思います。また、本大会の開催に際して、コロナ禍にもかかわらず多くの企業や団体の方々より、温かくも力強いご協賛をお寄せいただきましたことを、心底からの感謝を添えて皆さまにご報告いたします。本当にありがとうございます。

新極真会はフルコンタクト空手界の先導役として、支部長道場長が一丸となって、その責務と覚悟をもって、心極めるという理念の追求に邁進しております。本大会には、多くの諸流派の選手の皆さんに出場していただきます。自分の流派の威信を背負って、そして自分の努力を信じて並々ならぬ覚悟での参戦と思います。諸流派の選手の皆さんの参戦に感謝の意を表し、本大会での奮闘を期待しております。島本雄二選手、南原朱里選手の優勝で幕を閉じた第12回世界大会から一年が経ちました。世界大会翌年の大会には波乱が起きる、などと言われますが、これは4年に一度の世界大会を活動軸とする新極真会に起こる新陳代謝に由来するものです。新極真会の選手の皆さんには、例年以上の勝利への奮起を期待し、本大会の開催を支えてくださる皆さまへの感謝をもって、必ずや男女王座死守を果たして欲しいと願います。全選手の皆さん、一日一日、一瞬一瞬の稽古の積み重ねによって、悔いのない最高の自分を作り上げて決戦の舞台に上がってください。

最後になりますが、今大会は世界有料配信体制をとります。全日本選手権を戦う選手の姿を全世界の同志に、そして少年や壮年といった全世代の同志に届けることで、フルコンタクト空手界を盛り上げてまいります。こちらは配信のプラットフォームが確定し、詳細が固まり次第に皆さんにご案内しますので、ぜひご視聴いただき、選手へのご声援をお願いいたします。押忍

新極真会代表 
緑健児


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