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新極真会ニュース

新たな時代の予感

2023.04.28
新極真会ニュース

いつも新極真会の発展に協力ありがとうございます。日本では桜の季節を終え、木々にはとてもまぶしい新緑が映え、はじまりの季節を迎えています。
長期化している新型コロナウイルスとの共生もその表面化から4年目を迎え、ようやく制限のない日常生活が戻ってきたように思います。道行く人々の表情には笑みがこぼれ、声もこもらず通って耳に心地よい。緩やかなコロナの収束は、新しい時代の到来を予感させます。

新極真会にとって、2023年はまさに大きな節目。待望の第13回全世界大会の開催は言うまでもなく、極真空手の創始者である故大山倍達総裁におかれましては、本年4月26日にはご逝去から29年、仏教的には30回忌を数えます。また、6月4日にはご生誕から100年を迎えます。
空手バカ一代や地上最強の空手といった漫画や映画でその存在を一躍世界に広めた1970年代とちがって、現代は多種多様な格闘技が共存し、競技のもようはテレビや新聞雑誌、ラジオといった標準的なメディアにとどまらず、YouTubeやSNSでノンフィクションからバラエティまで幅広く発信されます。きわめて多様化、複雑化するこの格闘技界でフルコンタクト空手の精神性や独自性、奥深さや面白さを広く社会に知っていただくために、今まで以上に普及啓発のための研究を重ねて、先鋭化する現代に適合できるよう努力してまいりましょう。

先日、ヨーロッパ大会が開催され、高弟の師範方であるハワード・コリンズ師範やブライアン・フィトキン師範、ミカエル・ソデルクヴィスト師範、また長年WKO副会長として総裁没後の組織を支えていただいたアティラ・メサロス師範を中心に充実した大会を成功裏に終えられたと聞きました。本大会の成功誠におめでとうございます。また、本大会を機に、ポーランドのレミギュシュ・カラピンスキー師範がヨーロッパ地区委員長に就任されたとの報告を受けました。これまで長くヨーロッパを率いていただいたクーン・シャレンベルグ師範の後任として、一層の活躍を期待しております。同時に、クーン師範の長年の貢献、功績を心から称えますと同時に、引き続き欧州地区理事として新体制への力強い支援をお願い申し上げます。ポーランド支部は2010年に大型再編され、2022年には待望の世界ウエイト制大会を開催し、コロナ禍やウクライナ問題といった高いハードルを乗り越えて成功裏に導きました。世界で日本に次いで2番目に多い在籍会員を誇るポーランドの国連盟代表であるカラピンスキー師範の新たな時代のご活躍を心から支援いたします。

さて、そのフルコンタクト空手の世界最高峰の決戦、4年に1度の第13回全世界選手権大会まで半年を切りました。今月のニュースレターでは、その出場申し込み書や各種アンケートなどを多数お届けいたします。いよいよ、はじまります。支部長道場長の皆さまにおいては、先述の時代の節目において、フルコンタクト空手の素晴らしさを知っていただくために、ひとりでも多くのサポーターとともに来日してください。フルコンタクト空手を志す世界中の有望な選手たちを超満員の会場で戦わせてあげたいと願います。選手たちの頑張りに報いるよう最高の舞台を用意していきたいと思います。

最後に、先述しましたが4月26日はフルコンタクト空手の創始者である大山倍達総裁の祥月命日です。この日は総裁が眠られる護国寺に行き、お墓を掃除してきれいなお花を手向けてまいりました。この日はとても強い雨が降りましたが、雨音が響くなか、静かに目を閉じ、手を合わせ、天国で眠る大山総裁に誓いを立てました。

「世界103の国と地域の支部長道場長と力を合わせて、世界大会を成功させますので見守っていてください。」
私自身、組織をけん引する上で「行動による説得力」を信条にしながら、世界中の支部長道場長の皆さまとともに、この素晴らしい新極真会を未来永劫に渡って繫栄できるように今を精一杯駆け抜けたいと思います。押忍。

新極真会
代表
緑健児

WKOニュースレターより


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