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世界大会の準備も大詰めです

2023.09.01
新極真会ニュース
緑健児代表

いつも新極真会の発展にご協力いただきありがとうございます。
日本では例年以上に気温の高い酷暑が続いていて、秋の待ち遠しい日々を過ごしています。皆さまの国や地域ではどのような今をお過ごしでしょうか。
健やかで充実した日々であることを祈念しております。
 
さて、第13回全世界大会があと1ヶ月余となってまいりました。今大会から新設する型部門のトーナメントも発表され、全ての戦いの狼煙が上がりました。
選手の皆さんの稽古も過酷さを増し、極限への追い込みの一瞬を重ねていることと想像します。このように稽古をやり込む上ではどうか怪我に気をつけて最高の仕上がりで決戦当日を迎えてください。

型部門に出場する選手の皆さんは、新たな歴史の1ページ目を飾ります。組手とちがって直接的な相手との攻防がない分、型独特の精神的な自分自身との攻防が色濃くなります。多彩なフルコンタクト空手の魅力の表現者として堂々たる戦いを披露してくれることを期待しています。型部門の男女優勝者には、大会決勝日て演武を披露してもらいますので、来場者の皆さまはお楽しみにしてください。
 
本大会の準備も大詰めです。本部では国際担当のスタッフが皆さまの滞在情報を処理し、ビザ申請やホテル手配の締めを迎えます。協力企業と連携して、来日する皆さまに少しでも快適にお過ごしいただこうと懸命です。

数名のスタッフが世界103の国と地域から来訪する何百もの関係者をお迎えするのは至難の業です。各地区各国、各支部、個人の都合はあると思いますが、全体の成功に躍起になるスタッフの姿を想像しながら、一通のメール、一枚の書類に優しさを込めて届けるようにしましょう。そうした見えない配慮こそ、見えてくるものです。多岐にわたる作業は、関わる方々と締切という約束を交わして集約し、各分野が一体化します。
表方は選手たちががんばります。裏方は私たちの協力で土台を成し、表裏一体となって選手が一番輝ける舞台を作っていきましょう。
 
思えば、前回大会となる2019年から4年が経ちます。島本選手の2連覇に象徴された全選手たちの奮闘の余韻に浸るのも束の間、私たちは長いコロナ禍を耐え忍び、出口が見えてきた頃にはウクライナ問題という国際紛争がのしかかってきました。

コロナ禍こそ脱しましたが、国際紛争はまだまだ尾を引いています。ウクライナの被災者の心痛を思えば不可避な措置と言えますが、ロシアやベラルーシの空手家の姿が見えない全世界大会は、やはり完全な形とは言えません。

私たちは戦争のない平和な社会の訪れに祈りを込めて、フルコンタクト空手の振興に従事しましょう。そして、世界大会の成功に向けて心を重ねていきましょう。

最後になりますが、本年、極真の歴史は創始者である大山総裁の生誕から100年を数えます。一方、大山総裁が逝去し、名称刷新後の近代史は20年となります。この間、多くの国と地域の加盟があり、支部長も当時の倍以上に増えました。これもひとえに、関係各位の善意の持ち寄りの成果に他なりません。

振り返れば、私たちの発展はめざましいものであるとの自負があります。今年はそうした節目の集大成として、皆さんとともに世界大会を成功させていきましょう。押忍。

新極真会代表 
緑健児


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