感動の世界大会から早くも一か月が経とうとしています。ここ日本では、梅雨の雨に街がしっとりと潤い、湿気とともに夏の気配が感じられる季節となりました。皆さまがお住まいの地域では、いかがお過ごしでしょうか。日頃より新極真会の発展のためにご尽力いただいていることに、あらためて深く感謝申し上げます。
去る5月31日・6月1日に東京・有明アリーナにて開催された「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」は、世界各地からの選手・関係者・観客が集う、かつてないスケールの大会となりました。そして何より、新極真会の世界中の支部長道場長の皆さまが心をひとつにし、大会運営の幹事役を見事に果たしてくださったことにより、大成功を収めることができました。この場を借りて心より御礼申し上げます。
この大会において、新極真会の選手たちは、それぞれの国や地域の代表であると同時に、「新極真会代表」という気持ちを胸に戦ってくれました。世界中の仲間たちが流派を超えた戦いに挑み、数多くの勝利を収めてくれたことは、我々全員の誇りです。
また、競技面だけでなく、新極真会の少年演武団や、盲目の空手家イエバさんによる特別演武など、多くの形で大会を支えてくださった皆さまの存在が、大会全体をより豊かに、感動的なものへと導いてくれました。
今後は、各国・各地区大会へと歩みを進め、2年後の第14回全世界選手権、4年後の次回世界フルコンタクト空手選手権に向かっていくことになります。選手育成、組織運営、地域社会との連携など、我々のすべきことは多岐にわたりますが、皆さまと共に新極真会の未来を創っていけることを誇りに思います。
皆さまのご健勝と、各道場のますますの発展を心より祈念申し上げ、六月末のご挨拶とさせていただきます。
押忍
新極真会代表
緑 健児