空手とは?空手道とも呼ばれる日本の武道
空手は心身の養成を目的とした日本発の武道です。新極真会ではフルコンタクト(直接打撃制) ルールを採用しており、その愛好者は世界104の国と地域に10万人を数えます。スポーツ競技として各種選手権大会が充実する一方で、型や基本稽古など生涯を通じて修行することができるカリキュラムが確立されているため、老若男女に広く親しまれています。
直接打撃と聞くと、「痛い」「怖い」というイメージも浮かぶかもしれませんが、防具の着用など安全面に最大限配慮して稽古が行なわれるため、小さな子どもでも無理なく、楽しく取り組むことができます。心と体をバランス良く育てるという点で、幼児教育の現場でも注目を集めています。
空手教室のメリットや効果
礼儀礼節を学ぶことができる
武道は「礼に始まり礼に終わる」ことが基本です。道場で先生、先輩、後輩と接しながら、あいさつや返事をはじめとする礼儀や礼節を学ぶことができます。体を鍛えるだけではなく、精神の育成も含めた教育は武道ならではの特長と言えます。
集中力や忍耐力が増す
基本稽古では、突きや蹴りを何度も反復して技を磨きます。一本一本、集中して同じ動作を繰り返すことで、集中力や忍耐力も同時に高めることができます。稽古を続けているうちに子どもたちは自然に落ち着きを身につけていきます。
強くなるほど、やさしくなれる
手足に防具を着用しているとはいえ、組手稽古(スパーリング)では時として痛みをともなうこともあります。そのつらさを乗り越えて強くなることは、人のつらさを理解できるやさしさ、思いやりの心を養っていきます。
感情をコントロールし、自立心を培うことができる
武道の世界では相手に敬意を払い、あからさまな感情を表に出さないことが美徳とされています。そのような価値観に触れることで自分の内面と向き合う姿勢が身につき、感情に左右されない自立した心を培うことにつながります。
神経系の発達を促進させる
突く、蹴る、跳ぶ、回るといった多彩な動作が含まれる空手は、神経系の発達や自分の体を自在に操るコーディネーション能力の向上を促進します。とくに神経機能が著しく発達する幼児期(1〜6歳)には効果的な稽古体系となっています。
全身の柔軟性を高められる
華麗でしなやかな技を繰り出すためには、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるストレッチが欠かせません。最初は体が硬い人も繰り返し行なうことで少しずつやわらかくなり、バレリーナのような開脚ができるようになる人もいます。
正しい姿勢を身につけられる
立ち方、座り方をはじめ姿勢を重視するため、日常生活でも姿勢が良くなっていきます。また、腹筋や背筋などを使う動作が多いため自然に体幹が鍛えられ、左右対称の動きを行なうことで偏りのないバランスの取れた体がつくられます。
身体の使い方やバランス感覚を養うことができる
蹴りを放つ瞬間は、必然的に片足立ちとなります。さらに蹴りを連続して出す高度な稽古もあり、それを続けているとバランス感覚が飛躍的に高まります。バランスが良くなると体の安定感が増し、機敏な動作も可能になります。
老若男女だれでも稽古できる
フルコンタクト空手は、老若男女を問わず、誰もが学べる武道です。強くなりたい、健康になりたい、精神を鍛えたい、礼儀・礼節を身につけたい、ダイエットをしたいなど、始める目的は人それぞれです。
年齢、性別に応じたカリキュラムをご用意し、日本全国だけではなく世界各地にある新極真会の道場で、空手家たちが汗を流しています。
新極真会が選ばれている理由
年齢やレベルに応じたカリキュラム
新極真会の道場では多くの幼児が空手を学んでいます。兄弟や親子で一緒に空手を楽しむ例も多く、年齢やレベルに応じた稽古カリキュラムが用意されているため、未経験者や運動が苦手な人でも安心して通うことができます。育成のノウハウを持った指導員が、親切丁寧をモットーに指導しています。
切磋琢磨できる環境
国内の総会員数は約2万人。これは数ある空手団体の中でもトップクラスの規模です。そのため同年代と切磋琢磨しやすい環境にあると言えます。道場でともに汗を流すことで、一生つき合えるかけがえのない仲間を見つけることもできるでしょう。
目標を設定しやすい帯制度
級位や段位に応じてさまざまな色の帯があり(白→オレンジ→青→黄→緑→茶→黒)、審査を受けて合格すれば昇級・昇段が認められます。緊張の中で行なわれる審査会はたくましい心の育成に役立ち、稽古の目標を設定する上でも定期的な審査は効果を発揮します。
真夏の祭典に3,000人以上が出場
新極真会では年間を通して全国各地で大小さまざまな大会が開催されています。毎年夏には聖地・東京体育館で空手界最大級の『カラテドリームフェスティバル』を開催。2023年は5歳から70歳まで、
合計3,127名が出場する空前のスケールとなりました。
世界104ヵ国に広がる新極真会
NPO法人全世界空手道連盟新極真会は、故・大山倍達総裁が1956年に創始した極真空手の伝統と意志を受け継ぎ、活動を続けております。現在は104の国と地域が加盟し、世界最大のフルコンタクト空手団体に成長しました。
日本の武道精神を広く伝えるために、選手権大会の開催だけではなく、合宿やセミナーなども積極的に行ない、精神と身体のコミュニケーションを通じ、国境を越えた交流を目指しています。
強化合宿で世界最高峰の指導を体験
小学5年生から19才以下の選手が全国から選抜され、年に1度、富士山のふもとで行われます。この合宿は「ユースジャパン強化合宿」と呼ばれ、世界トップクラスのテクニックと心構えを指導、世界レベルの選手育成とともに、全国に空手仲間を作り、豊かな人間性、社会性を育成します。
また、年齢区分のないオールジャパンや22才以下の強化合宿も行われ、「ユースジャパン強化合宿」同様、世界で活躍できる選手の育成を行います。
道場は全国700ヵ所。出張指導も可能
新極真会の支部・道場は全国各地に点在し、その総数は約700に上ります。ご興味のある方は、裏面にあるお近くの支部・道場へお問い合わせください。幼稚園や保育園への出張指導も受けつけておりすので、いつでもご相談ください。一緒に空手を楽しみましょう!
新極真会の活動方針
少年・少女の育成
礼儀・礼節をはじめ、強さをやさしさにつなげられる少年・少女の育成を目指しています。老若男女が日々の稽古で心身を鍛え、年代に関係なくともに高め合いながら、あたたかい交流を育む環境づくりにも励んでいます。
フルコンタクト空手を通じた社会貢献と国際交流
1998年からスタートした骨髄バンクチャリティー・献血活動などを継続し、生命の尊さを学べる社会づくりの実現に向けて働きかけています。東日本大震災後は、炊き出しや募金活動、またNGO活動にも参加して国際的な社会貢献活動に努めました。
「心極める」を理念とし、フルコンタクト空手の教授、国内・海外支部の活動、骨髄バンクチャティー、献血、国際協力隊活動、被災地支援、各種選手権の開催など、理念と活動方針に基づいて積極的に行っております。
フルコンタクト空手は、相手の痛みを知ることができる武道の側面を持ち、健全な肉体には健全な魂が宿ることをテーマとして全世界に広まっています。
世界最強最大の空手組織を目指し、これからも活動してまいります。