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神奈川東横浜支部 田口裕晃 初段昇段レポート(2013年2月11日)

2013.12.25
昇段レポート

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

この度は、20年来の夢でもありました昇段審査の機会を与えてくださり、また、昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございました。
 
私にとって新極真空手は、これまでの人生の中でつまづきそうになったとき、仕事に折れそうになった気持ちを支え、奮い立たせてくれる唯一のものであり、今後も生涯において変わらぬものであります。
 
そんな極真空手と私が初めて出会ったのは、今から28年前、私が高校生のときでした。

知人が極真空手の黒帯で、いろいろな武勇伝を聞かされ、ぜひ自分もやってみたいという気持ちに駆られたのです。
しかしながら、体格のきゃしゃだった私は、到底稽古にもついていけないだろうと入門を断念しました。

それから数年が経ち、私も仕事に就き、仕事の仲間と緑代表が優勝された第5回世界大会のビデオを見たとき、今までしまってあった気持ちが突如として噴き上がり、どうしても極真空手を習いたいという気持ちを抑えることができず、すぐに近所の道場を探し入門しました。
 
当時の道場は常設ではなく、市の体育館や小学校の体育館、運動場を間借りして稽古をおこなっていました。
ミットや組手が稽古のほとんどを占め、行くたびに足を引きずって帰る日々が続きました。

仕事の関係で1ヶ月に1度、2ヶ月に1度といったように限られた回数しか通うことができず、そのため久しぶりに稽古にいくたびに、同じ時期に入門した人や後から入門した人が強くなっていくのを体感し、愕然とした事を記憶しています。

また、先輩との組手を考えると、数少ない稽古日にも関わらず道場の前で引き返したこともありました。
当時は、帯の色を気にされない先輩方が周りにたくさんいらっしゃいました。

私自身も、締めている帯に恥じないくらいになるまでは、次の帯を受審する資格はないと考えていたため、白帯から青帯になるのに3年以上もかかってしまいました。

しかし、何年かかってもいつかは必ず黒帯を締めたいという夢、目標は持ち続けていました。
 
仕事上転勤も多く、ひとつの道場でじっくりと稽古できないもどかしさを抱えながら日本各地を転々としましたが、日本中に道場が展開されていることもあり、転勤するたびに行く先々の新極真の道場の門をたたかせていただきました。

ただ、どこの道場においても特殊な仕事柄、定期的に稽古に行くことが難しく、本当に細く長くではありますが何とか継続させていただくことができました。
 
このように、複数の道場(神奈川→広島→長崎→神奈川)と数年のブランクを経て、約6年前から横浜木元道場(現神奈川東横浜支部)の茂木智之師範代が指導されている横須賀道場で稽古させていただく機会を得ました。
 
横須賀道場は、茂木師範代の熱い気持ちを受け継いだ諸先輩方から子供達にいたるまで、年齢を越えて道場生皆が非常に熱心に稽古に励んでいます。

基本、移動、型、組手、どれをとっても道場生一人一人が、絶対に手を抜かず、一生懸命に稽古に打ち込む道場であり、私も絶対にこの道場では長く籍を置かせていただき、必ず黒帯を取得したいという気持ちが強くなりました。
 
審査を受けさせていただけることになってからは、諸先輩方から今まで以上に細かいところまで指導をしていただきました。
稽古のない日も自主練として自らの時間を割いてまで懇切丁寧に指導していただけたことは、本当に感謝しても感謝しつくせません。

審査までは、毎日毎日が限られた時間であり、このまま審査を受けさせていただいていいのだろうかという疑問にも何回もぶつかりながら当日を迎えました。
 
審査当日は、20年間の思いに加え、茂木師範代、諸先輩方から指導されたことに恥じぬように全てを出し切ることを目標に挑みました。
しかし、緊張で思うように体が動かないこともありました。

最後の10人組手では、決して満足のいくものではありませんでしたが、厳しいながらも温かい声援の中で何とか完遂することができました。
茂木師範代が常々いわれている「何事にも精一杯やる。」という精神において、守ることが出来たのではないかと思います。
 
最後になりましたが、昇段の機会を与えてくださった木元師範、茂木師範代、体を張って教えていただいた諸先輩方々、ともに稽古していただいた道場生の皆様、本当に心からお礼申し上げます。 
 
まだまだ全てにおいて未熟でありますが、新極真の黒帯に恥じぬ人間性、精神力を今後も継続して身につけられるよう今まで以上に稽古に精進していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。押忍

田口裕晃1_R

神奈川東横浜支部
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