この度は、昇段審査の機会をいただきありがとうございました。
普段から御指導して頂いております茂木師範代をはじめ諸先生方、師範稽古で直接型の指導、組み手のアドバイスを頂いた木元師範、稽古後や自主トレでなかなか上達しない私に懲りずに型や移動を教えて頂いた、先輩方、道場生の皆様、そして私に空手をやらせてくれている家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
私が極真空手を知ったのは中学生のときにテレビで見た極真空手の映画でした。
その中の試合の様子が、衝撃的で興味を持ちましたが中学生の私には、何処で行われているかを調べることもできず憧れを抱くのみでした。
時がたち、子供に武道を習わせたいと思っていたところ、国道沿いに極真空手の道場を見つけ、幼稚園生の長男と一緒に入門し、その後、次男も入門し3人で稽古に通うようになりました。
子供と一緒に通える喜びはありましたが、稽古は、大変きつく基本でへとへとになり、型や移動では、足がぷるぷる震えることもありました。
組手では歯が立たず、下段を効かされ1週間以上しゃがむことが困難なこともありました。
また、怪我も多く、肋骨、足指、手首、脊柱突起の骨折、アキレス腱の断裂、鼓膜穿孔、目の上の挫創などなど数え切れないほどです。
仕事の関係で稽古は土日のみで、月に4,5日くらいしか通えなく、組み手も型も上達できず悩んだこともありました。
そんな時、道場の先輩や仲間たちが忙しい合間に「エレベータに乗ったら壁をたたく」、「階段は駆け上がる」、「トイレのたびに拳たてをする」等を行っていることを知りました。
また、試合が近づいた先輩に調子を伺ったところ「やれることはすべてやった」との回答でした。
それ以来、私の中でなにかスイッチが入ったような気がします。
今では、PCが立ち上がるまで、石でこぶしをたたき、昼休みにハンドグリップやチューブでプチ筋トレ、トイレでストレッチ、電車の中でドローイングなどを行うようになり、食事にも気をつけ、社食メニューでのたんぱく質不足解消にツナ缶や魚肉ソーセージを机に常備するようになりました。
少しずつですが強くなり、入門から13年と長い時間がかかりましたが、ようやく黒帯になることができました。
木元道場の黒帯として恥じぬようこれからも努力精進してまいります。
押忍
神奈川東横浜支部
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