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千葉南支部 櫛田俊 初段昇段レポート(2019年12月22日)

2020.02.21
昇段レポート

この度は昇段審査の機会を与えていただきありがとうございました。

私が最初に極真空手の世界の扉を開いたのは、35歳の夏前でした。
当時5歳になったばかりの息子を道場に入門させるにあたり、先生から「まだお子さんは小さいのでお父さんも入会するのなら入門を認めます」と言われ、子供のためにと入門したのが自身の空手人生の始まりでした。

中学、高校と運動部で長続きしなかった自分にとっては、当時は週に1回だった稽古も過酷なものでした。
頑張って1年は続けよう、あと1年やってみよう、と文字通り亀が這うように少しずつ、時には怪我に悩まされながらも、子供と一緒に昇級していきました。

そのような中で、一つの転機になったのは子供が中学に入り部活動が忙しくなったため空手を休会したいと言い出したことでした。
家庭の事情もあり年齢的にもしんどいと思い始め、ここで自分も一つの区切りをつけるのもいいのかな?と自分を納得させようとしていた時、先生に「ここから先は自分の道だから」、と背中を押していただき、初めて自分の空手を目指すことができるようになったと思います。
そのような折、奥村師範より茶帯を頂き、ようやく黒帯を強く意識することができるようになりました。

また、積極的に試合に出ることも心がけてきました。
試合ではたいした結果も残せていませんが、黒帯を目指すにあたり貴重な体験ができたと強く感じております。

昨年の夏ごろ、先生から黒帯審査の許可の話をいただき、自分なりに移動稽古や型、また十人組手に向けて組手稽古とスタミナ強化に向けて意識して稽古に取り組んで参りました。
スタミナ切れにならないよう自重筋トレやランニング等の自主トレもしながら、自分自身が納得できるような、恥ずかしくないような審査となるよう取り組んで参りました。

そんな中、十人組手の稽古中に自分の不注意から左足の親指を骨折するという失態を犯してしまいました。
痛みはありましたが審査まで2か月を切っている中で、自分なりに納得のいく審査ができるよう、また体力を落とさないよう稽古を続けてきました。

審査当日は足の痛みもずいぶん引いたため、怪我の影響はほとんどなかったように思います。
基本、移動稽古全力で行ってきましたが、十人組手はスタミナ切れもあり、3人目くらいから動きが悪くなり思っていたような動きができなくなりました。

5人目を過ぎたあたりからは気力を振りしぼり、また周りの道場生の声援を感じながらなんとか十人を終えることができました。
すべての審査を終えた際に師範から、選手として大きな大会で成果を出すのも黒帯だけど、一社会人として稽古を続けてきてこれからも後輩の目標となるよう頑張って欲しいと言われた時は本当に空手を続けてきてよかったと思いました。

黒帯初段はまだまだスタートラインに過ぎないと師範は言われます。

空手の門を開いて11年、ここからが本当のスタートととらえ、新極真会奥村道場の名に恥じぬよう精進して参りたいと思います。
ここまで支えて下さった奥村師範始め、木更津道場伊藤先生、また支部長先生方、本当にありがとうございました。

また、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
一緒に稽古をしてくださった道場関係者、そして家族への感謝を込めて、このレポートを締めくくらせていただきたいと思います。

※千葉南支部情報はこちらよりご確認下さい。


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