師範稽古会(福島支部)


師範稽古会(福島支部)2020年8月1日(土)・2日(日)の両日、福島市の本部道場にて三瓶師範による稽古会が実施されました。

この稽古会は、師範の武道理念ことに、三瓶理論に基づいた稽古を通して「武」としての空手の追求を主な目的としています。
その他に、今回、私が参加した目的は、稽古体系の一つにある呼吸法により「腹を練る」ことで、「仕事等での試される場や日常生活においても活かしたい」との思いからです。

また、主呼吸筋である横隔膜は、自律神経に働きかけて「健康の維持や改善」にも効果があることは、医学的にも明らかになっています。
いよいよ期待の三瓶師範の稽古です。昨今は、いつでもどこでも動画でノウハウは入手することが容易ですが、やはり直に稽古をつけてもらうことの意味は大きいです。
空気感といいますか、誰がやるかがとても大事です。
いい意味での緊張感が、清々しく感じます。

稽古の最初には、腹式呼吸・逆腹式呼吸・(できる者は息吹)での呼吸法を10回ずつ号令で行います。
鼻で吸って、鼻で吐く。腹圧をしっかりかけることを意識します。
それから、現時点での「呼吸の落ち具合」を二人組で、向かい合い片腕を引いたり、両腕を上から押さえたりして、確認します。
この確認作業は、この後の基本稽古や型(三戦・転掌)、移動稽古の間にも度々行い、その時々での自分の変化を実感することができます。

以下、時系列ではありませんが、三瓶師範の稽古内容を紹介したいと思います。
基本稽古では、
・手は、ゼロにすること。
・腹圧をかけること。
・鼻から息を吐きながら技を出すこと。
・肩甲骨、横隔膜、腸骨を意識し、手と足は道具にすること。

などを指導していただき、「武」から「競技」には、活かす事はできるが、その逆はない。
とのことで、この武的な稽古の可能性の大きさを感じました。

私は、上体の技(受けも含めて)を出すときには、腹圧を実感できますが、蹴りの時には、いまひとつその感覚がつかめませんでした。
これからの課題です。

腕振り(縦・横)と四股踏み、四股立ちになりながらストンと呼吸を落とす。
(呼吸落としと勝手に命名)では、腹圧・肩甲骨・腸骨を積極的に意識するエッセンスがあります。
継続することが大切です。

その他に、三戦・転掌の型、移動稽古、準備運動などすべてを通して「三瓶理論」を体感できる内容です。
三瓶師範からは、十字を切る動作ひとつも無駄にしないこと。
漠然と技を出さないこと。
線で捉えるのではなく、点で捉えること。

深呼吸もすべて稽古であることなどのご指摘をいただきました。
また、約束組手では、最初に前蹴りから入る理由は、「強力な蹴りを捌ければ、その後の突きの捌きが容易に感じることができるからである。」また、「先ずは移動しないで、その場でしっかり捌く。足さばき・体さばきでごまかさないこと。」などを教えていただきました。

最後に、稽古会を通じての感想は、三瓶師範が常々おっしゃっている「空手は、絵や音楽と同じで、歳を重ねても高まれるものである。」ということを再認識したと同時に、日常に活かせるもの、日常の傍らに普通にあるものになってこそ本当の文化になるのではないか、またその可能性が十分空手にはあると確信しました。
今後も「頑張らないで」精進したいと思います。

三瓶師範はじめ斎藤先輩(70歳とは思えない動き・見た目)現役で頑張っている道場生の皆さん、一緒に稽古させていただきありがとうございました。
皆様のおかげで、稽古を続けさせていただけるのだとあらためて実感・感謝いたします。押忍  
(佐々木厚)

※福島支部情報はこちらよりご確認下さい。

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