カラテドリームフェスティバル2018国際大会・最終日


カラテドリームフェスティバル2018国際大会・最終日 6月23日~24日の2日間にわたり、聖地・東京体育館でカラテドリームフェスティバル2018国際大会が開催された。2年に一度の国際大会となる今年は、海外20か国から選手が集結し、国内他派からは91団体が参加。昨年から約400名増加した過去最多の2707名(団体型33団体)がエントリーし、空前のスケールでの開催となった。大会最終日となった6月24日は、幼年、小学生、中学生、高校生、学生と、各年代の組手の全日本空手道選手権が行なわれた。各年代ナンバーワンの座をかけた熱戦の模様をお届けする。


 この日、最も注目を集めたのは、昨年のドリームフェスティバルでV9を達成し、前人未到の10連覇をかけて今大会へ臨んだ後迫龍輝。高校男子重量級の初戦、三回戦をともに本戦5-0で突破すると、準決勝では開始早々、山田雄介から下突きで一本勝ちを収め、危なげなくファイナルへ駒を進めた。決勝の相手は、昨年と同じ顔合わせとなった渡辺和志。体重で8kg上回る渡辺を相手に、後迫は突きの連打とヒザで優位に試合を進める。胸をつけての攻撃2回による渡辺の減点1も重なり、後迫が本戦5-0で10連覇の偉業を達成。後迫は試合後、感極まって涙を流した。

 後迫以外にも、3回以上の連覇をはたした選手が数多く誕生した。高校男子軽量級では、聖武会館の笹裏健士朗が決勝で竹下礼希を本戦4-1で下し、中2男子軽量級、中3男子軽量級に続いて3連覇を達成した。

 中学生以下では、女子選手の活躍が目立った。中学3年生女子軽量級は、昨年まで3連覇をはたしている宇都宮美咲が順当に勝ち上がり、網川来夢を迎え撃った。突きの打ち合いとなった本戦は決め手に欠け、判定は0-0。迎えた延長終盤、ラッシュをかけた宇都宮が5-0で網川を破り、4連覇を成し遂げた。


 中学1年生女子重量級は、毎年決勝で激突している鈴木未紘と大坪桃香の対戦が今回も実現。鈴木が下段、中段、ヒザと多彩な蹴りでペースを握り、本戦5-0で完勝。大会3連覇をはたすとともに、通算7度目の優勝を飾った。

 昨年まで小学生部門で2連覇をはたしている久保田道場の正木心春は、中学1年生女子中量級を制覇。こちらも3連覇を達成した。

 小学6年生女子重量級は、小学1年生から優勝を積み重ねてきた村林千紘が松田理央と対戦。村林が延長5-0で勝利を収め、6連覇の大記録を打ち立てた。

 小学4年生女子軽量級では、武神佐藤道場の酒井希羽が優勝をはたし、4連覇を達成した。

 小学2年生女子決勝は、中1女子重量級を制した鈴木未紘の妹・鈴木成実が突きと横蹴りを中心に攻撃を仕掛け、梅澤紅羽から本戦5-0で勝利。幼年から負けなしの3連覇を達成した。来年以降も王者たちの連覇記録が続くのか、はたまたライバルが阻止するのか。大いに注目したいところだ。


 また、学生男子3階級でも熱戦が続出した。学生男子重量級は、鹿児島県大会や佐賀筑後大会、ダイヤモンドカップを制して勢いに乗る渡辺優作と、第6回世界ウエイト制軽重量級日本代表の三上和久による、優勝候補同士の決勝が実現した。本戦序盤から互角の打ち合いを演じ、ラスト30秒からは両者ともにギアを上げる。下突きの連打で渡辺が押し込めば、三上は突きからのヒザで対抗。本戦3-0で渡辺に軍配が上がり、ドリームフェスティバル初優勝を飾った。

 学生男子中量級は、エントリーした10名のうち7名を海外勢が占めたが、古本翔基が意地のファイナル進出。カナダ支部のミッシェル・ペローネとの決勝では、中段突き2つで合わせ一本勝ちを奪い、試合後は優勝の喜びを爆発させた。

 学生男子軽量級は、木下武己とカザフスタン支部のヌルボシノフ・アイディンが決勝進出をはたした。本戦はアイディンに1本の旗が上がり、迎えた延長戦。木下が回り込みから打ち下ろしを連打すれば、アイディンは突きとヒザで応戦する。木下が手数で優位に立ち、延長5-0で頂点に立った。学生男子3部門にはひと際多くの海外勢が参戦したが、日本人が3階級を死守する結果となった。


 また、昼の休憩時間にはよしもとクリエイティブ・エージェンシーのゆりやんレトリィバァが来場。5月に行なわれた第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会でチャンピオンに輝いた入来建武、加藤大喜、岡﨑陽孝、南原朱里に島本雄二を加えた5名とトークを繰り広げ、会場がおおいに盛り上がった。

二日目組手成績
団体成績