壮大な夢の実現に向けて


壮大な夢の実現に向けて来年のワールドカップまであと一年を切りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。本大会を主催されますリトアニア支部ではロマス・ヴィトカウスカス支部長を中心に運営に携わる皆さま方がとてもお忙しい日々を過ごされていることと思います。本大会の開催に際しましては、WKO本部はもとより、世界中の支部道場が主催支部にかかる様々な負担を軽減するように惜しみない協力をするようご留意していただくよう、冒頭からお願い申し上げます。

そのワールドカップに向けて、世界各地区で熾烈な予選トーナメントが開催されています。昨年の世界大会で優勝した塚本選手が引退したことに象徴されるように、今年は世界的にも強豪新人の台頭に大きな期待を寄せています。日本でも先日、全日本ウエイト制大会を開催し、早々に第一次選抜選手を確定させました。この中には新極真以外の流派に所属する選手も含まれており、こうしたところにも空手の大同団結に向けた大きなうねりが感じられます。選手の皆さんは、体重別空手世界一を目指して、日々瞬々の稽古に一切の妥協をせず、己に厳しく、己に打ち克ち、世界最強決定に相応しい戦いを披露してくれるよう期待します。

さて、新極真会の悲願であります空手のオリンピック種目化に向けて、着々と活動を開始しています。この活動のベースとなるのは、空手母国日本におけるフルコンタクト空手界の大同団結が重要課題だと考えています。現在、空手母国の日本で約230のフルコンタクト空手の流派団体が加盟して成る全日本空手審判機構(Japan Karate Judge Organization)と、世界81カ国というフルコンタクト界では最大規模の国際組織であるわがWKOが相互の特色を活かした連携を手始めにして、オリンピックという壮大な夢の実現に向けて第一歩を踏み出し、同時にすべてのフルコンタクト空手団体との連携を実現するための働きかけを推進しています。

こうした動きのなかで重要視しているひとつが、全ての極真会派へのアプローチとなります。大山総裁が他界されて18年、「大山倍達」という偉大な太陽の下でともに汗して泣き笑い、互いに支え励まし合ってきた仲間たちは不幸にも離れ離れとなり、各々の独自性と独立性をもって活動を継続して参りました。「いつかまたひとつになれる、いや無理かも知れない」。様々な葛藤のなかで、フルコンタクト空手界の大同団結、そしてその先にある空手のオリンピック種目化というスローガンを共有することで、何とか競技の交流が出来る可能性を模索していきたいと考えています。こうした交流とは互いの存在を認め合い、立場を尊重することから始まります。18年間、色々なことがありました。互いの過去を許しあえた時、フルコンタクト空手の新たな歴史が始まるような気がします。押して忍んで空手道、決してあきらめなければこの夢は実現すると信じています。

今月も皆様からの協力をお願い申し上げ、今月の挨拶とさせていただきます。
押忍

新極真会代表 緑健児

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