感謝の気持ちを忘れずに
この度は、昇段審査を受けさせていただき本当にありがとうございました。
私が空手を始めたのは、５歳の時でした。お母さんに「空手やってみない」と言われて入門しました。
入ったばかりのころは、みんなのやっている事が全くわからなくて、何も動かず立っていました。
でも、とても優しい先輩達がたくさんいて、近くで手を持って教えてくれました。
その後、移動稽古や型を少しずつ覚えていき、空手が楽しくなっていきました。
初めての試合は、ルールもあまり分からず、すぐに負けてしまいました。
でも、とてもくやしくて、次の試合で勝つために、強くなろうと思いました。
それから試合もたくさん出るようになり、少しずつ勝てるようになって、優勝することもできました。
出稽古にも行き始め、先生に言われたことを、家や道場で一生懸命練習し、少しでも強くなれるように頑張り、黒帯を取りたいという、目標ができ、ある日、保本先生と同じ道場の先輩が昇段審査を受けるということで、見学と応援をしに行きました。
ほとんどの項目を通しで行なった後、10人、20人組手始まりました。
色々な強い黒帯の人達が相手をしていて、やられてもやられても前に行く先輩の姿にとても感動し、早く私も審査を受けたいなと思いました。
それから数年後、昇段審査のお許しがでました。
昇段審査は私のあこがれだったので、今まで一緒に稽古をしてくれた仲間や、ずっと応援してくれていた方々に恩返ししようと思い、10人組手の練習や型稽古をたくさん増やしました。
そしてとうとう昇段審査の当日がやってきました。
今までにない空気につつまれ、とてもきんちょうしました。
基本、移動、型などの項目が、どんどん進んでいきました。
あっという間に10人組手の時がきて、みんなが周りを囲み、気持ちが高まりました。
それから始まりの号令がかかり、10人組手が始まりました。
一人目から、みんながたくさん応援してくれて、もっとやる気が出ました。
そしてすぐに10人目がきて、みんなの声援が大きくなり、おかげで私は力が全て出し切れました。
終わった後に「感動したよ」とみんなが声をかけてくれました。
これからもずっと初心を忘れずに、気を引きしめ、世界大会優勝という夢を追って頑張りたいと思います。
最後になりますが、たくさんの指導をしてくれた木元師範をはじめ、先生、先輩方、一緒に稽古をしてくれた仲間や、応援してくれた方々、そして、いつも送り迎えしてくれる、お父さんやお母さんに、心より感謝しています。
本当にありがとうございました。押忍
神奈川東横浜支部
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