空手をやる理由
この度は、昇段の機会を与えていただき誠にありがとうございます。
ここに至るまで指導してくださった師範をはじめ、諸先輩や多くの仲間がいたからこそ、この日を迎えることができました。本当に感謝しております。
「何で空手を始めたのか」と聞かれたことが何度かありますが、聞かれるたびにうまく答えられませんでした。
空手を始めたきっかけは何だったのか、なぜ続けているのか?
ストレス発散のため、強くなりたいから、健康のため、精神修行などなど、改めて考えてみました。
どんな理由を挙げてみても全てがまともな理由になりますが、自分の空手は本当にそれでいいのか。ストレスが無ければ行かないのか、ある程度強くなったら終わりなのか、そもそも自分はなんのために空手を始め、何を目標にしているのか?と自問自答を繰り返し、たどり着いた理由はシンプルでした。
「好きだから。」
空手は通常の生活では絶対味わえない特殊な空間だと思う。その特殊な空間は人とのつながりをより強く感じることができる。例を挙げるなら試合。さっきまで本気で殴り、蹴りあった相手と笑顔で挨拶できる。こんなことは日常では決して味わえない。だから空手が好きなのだ。
自分は上手下手で言えばかなり下手なほう。体も硬いし、何より不器用。それでも目を閉じれば、笑って稽古をしている十年後の自分がイメージできる。
この空間に出会えて本当に良かった。
栃木支部
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