支えてくれた全ての人に感謝
この度は、昇段審査の受審並びに合格のお許しをいただきまして、ありがとうございました。
僕が入門させていただいたのは、幼稚園の頃でした。
先に入門していた兄が道場で稽古しているのを窓越しに見ていて、僕もみんなの様に強いパンチやキックを出してみたい、と思うようになったからです。
入門後はガラス越しで見ていたのとは違い、痛くて、辛くて、苦しくて、強化稽古の度に吐き、師範に後始末をしていただきました。
稽古に行くのが恐くて、トイレに長時間こもり、稽古から逃げたこともありました。
そんな僕ですが、たくさんの人に支えられて稽古を続けるうちに、試合で入賞することもできるようになりました。
少年部の頃は、黒帯というものが遠い存在で、自分が昇段審査を受けるとは思ってもいませんでした。
それが一般部になり、幼稚園の頃から一緒に稽古してきた友人や先輩が黒帯になっていくのを見て、僕自身も昇段審査を意識するようになっていきました。
稽古の中で、師範からたくさんの注意をしていただきました。
時には厳しい言葉もありましたが、その度に少しずつ自分の不得意な点を直していくことができました。
師範から受審のお許しをいただいた時には、うれしくて涙が出そうになりましたが、本当にきついのはここからだと思い、こらえました。
昇段審査当日、基本から緊張し過ぎてしまい、かなり体力を消耗してしまいました。
補強は気合で乗り切りましたが、移動稽古と型は更に緊張してしまい、上手く出来ませんでした。
十人組手では一人目、二人目、三人目となるごとに疲労し、体力の消耗が隠せなくなりました。六人、七人目ぐらいになると気持ちが折れそうになりました。
それでも、先輩や道場の仲間達…大勢の方の声援が、僕に勇気を与えてくれ、何とか十人組み手を完遂することができました。
うれしくて、思わず涙がこぼれました。
これからは、黒帯として恥ずかしくない自分になれるよう、一層努力していきたいと思います。
これから黒帯を目指す人の力になれるよう、一緒に稽古していきたいです。
黒帯としても人としても半人前ですので、これからも色々な場面でお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願いします。
最後になりましたが、これまで支えて下さった先生や先輩方、仲間達、いつも稽古の送り迎えをしてくれた両親、温かい声をかけて下さった父兄の皆様、そして最後まで僕の背中を押して下さった松本師範に、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
奈良支部
支部長/責任者:松本直義
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