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奈良支部 小松真治 初段昇段レポート 2012年10月14日

2013.02.21
昇段レポート

4人で組んだ円陣は一生忘れえない財産

この度は昇段審査の機会を与えていただき、また昇段をお許しいただき、誠にありがとうございます。
松本師範、ならびに黒帯の諸先生方に深く感謝申し上げます。

私が初めて道場の門を叩いたのは6年前、40歳のときだったと思います。小さい頃あしたのジョーに憧れ、タイガーマスクになりたいと思い、10代の頃ブルース・リーが映画のスクリーンに突如現れ虜になり、格闘技への関心が高まりましたが、その頃の我が家は金銭的に余裕もなく、その後大学時代に友人に空手を勧められ初めましたがすぐに他の遊びが優先となり、空手は幼き日の夢となっていました。

しかし、ある日家内から『近くに空手の道湯が最近出来たよ』と聞き早速インターネットで検索すると、奈良支部のホームページにおやじクラスなるものが存在し、『やりたい時が適齢期』というキャッチフレーズに心惹かれ体験のメールをしたのがキッカケでした。

まさに40の手習い週一回の稽古、腕立て伏せ10回も怪しいレベルからのスタートでした。

いつか黒帯取れたらと当時冗談で口にしていましたが、私の目に映る黒帯の先生方は超人そのものです。まさか自分が黒帯なんて事は想像も出来ず定年までに出来たらと漠然と考えておりました。稽古では何度もやられて肋骨折りもしましたが、おやじ会員から一般部へと移籍、稽古の量も増えて行き帯の色も変わっていき茶色になった頃に師範から、『見る立場から見られる立場になりましたよ』と一言。

こんな私でも見られる立場なのかと。その後の富士登山合宿で皆疲れ切ってフラフラになりながら8時間歩き詰め下山後一人気分の悪くなった息子を見つけ介抱し後片付けまで快く手伝って下さった黒帯の先生の懐の深さに感銘を受け、私も何時かは絶対にこんな素晴らしい黒帯になりたいと思う様になりました。

今回の審査の受けるにあたって稽古が終わってからも居残りで残って基本から移動、型と熱心に細かく教えて頂いた黒帯の先生方、またいっしょに頑張り励ましあい審査を受けた2人のおじさんと1人の青年たちとの絆、そして道場のすばらしき仲間たちが居なければ私1人では到底審査当日を迎える事など出来ませんでした。

ありがとうございます。

本番10人組手では、諸先輩方の愛情たっぷりな歓迎の前になす術もなく立っているのもやっとの状況で正直3人目からの記憶も曖昧な中、何度も心が折れそうになりながら、自分には圧倒的な身体能力もセンスも必殺技もない。今の自分が持っているのは勇気だけ。
泥臭く、強くも無く、格好良くもなかったですが組手を最後まで見守ってくれた中1の息子と2人の娘たちに大切なものを伝えられたと思います。

高い極真の壁を今回乗り越える事が出来ましたがその先にはもっと大きな、大きな極真の山がそびえ立っています。
今回はその山をやっと登ることを許されただけです。

慢心すること無く自問自答しながらこれから極真という山を登って行きたいと思います。

最後に、文句言いながらでも最後まで付き合ってくれた家内。
稽古で遊びに連れても行ってやれなかった子供たち。
君たちの努力と愛情あって君たちがいたからお父さんは成し遂げる事が出来ました。

ありがとう。

奈良支部
支部長/責任者:松本直義
連絡先住所:奈良県北葛城郡上牧町片岡台1-1-23
電話番号: 0745-76-3088
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