10月14日、松本市柔剣道場にて「平成24年・長野支部交流試合」が開催されました。今大会は型、組手の各部門に名の選手が県内全域よりエントリーし、熱い戦いが繰り広げられました。
型の試合は各地方大会でも盛んに行われるようになり、長野支部でも今年で5年目となり、レベルの高い試合が行われました。小学生低学年、高学年の部では過去にそれぞれ優勝経験のある清水琉生選手と柿澤龍太郎選手が優勝し、一般の部も過去に入賞経験のある菅沼翔紀選手が初優勝を遂げるなど、過去の経験と積み重ねた稽古の成果が表れる結果となりました。
組手の各部門でも幼年から一般上級の部まで、各道場での稽古の成果を発揮し熱い戦いが繰り広げられました。
小学生部門では小学校1年から4年連続で優勝している立石将太選手に注目が集まりましたが、スタミナ、技の切れと申し分ない組手で5連覇を達成しました。他にも武居遼選手（1年）、柿澤ゆりあ選手（3年）宮下愛梨選手（5年）が連覇を達成するなど、学年が変わっても安定した強さを維持していることを印象付ける一方で、上位に進出した選手の中には新しい顔ぶれも多く、今後の成長が楽しみな結果になりました。
中学生男子の部・決勝は原田燎選手と、ここまで自分より上級の選手や、体格に勝る相手を粘り強い組手で倒して勝ち上がった、本道陸選手との対戦になりました。試合は、試合経験豊富な原田選手が、安定した下半身から繰り出す重い下段蹴りを中心にした組手で、2年振りの優勝となりました。
女子の部・決勝は昨年まで2年連続で準優勝と、悔しい涙を流してきた遠山昌江選手が念願の初優勝をかけ、多彩な蹴り技を持つ菊池まり選手に挑みました。前半は菊池選手に押され気味でしたが、体格を生かした重い突きを中心にして徐々にペースを握り念願の初優勝を飾りました。
一般上級の部の決勝は、昨年に続き連覇を狙う坂井正宏選手と、長野支部の大ベテラン近藤功選手との顔合わせとなりました。試合は若手らしい動きの速い組手で攻める坂井選手に対し、近藤選手はベテランらしく、的確に相手の攻撃を捌いて重い下段をかえすという展開となりました。本戦は一進一退でこのまま延長になるかと思われましたが、一瞬の隙をついた坂井選手の上段膝蹴りが入り、見事連覇を達成しました。
今年の交流試合は格下の選手が各上の選手を乗り越える試合が多くみられ、長野支部の技術交流、活性化という意味では非常に有意義で各選手の今後の活躍が楽しみとなる結果となりました。
最後になりましたが、無事大会が開催できましたことを、大会運営スタッフ並びに選手の応援に駆け付けてくださったご家族の皆様に感謝致します。（長野支部広報）
<大会結果>
幼年の部
優勝 井上実咲(松本)
小学一年男子の部
優 勝 武居遼(松本)
準優勝 渡邊広騎(上田)
第３位 久保田堅心(上田)
第３位 多田竜之助(松本)
小学二年男子の部
優勝 本道煌(諏訪)
小学三年男子の部
優 勝 清水琉生(松本)
準優勝 倉島太陽(長野)
小学四年男子の部
優勝 工藤勇心(千曲)
小学五年男子の部
優 勝 立石将太(茅野)
準優勝 清水力(松本)
小学六年男子の部
優 勝 柿澤龍太郎(茅野)
準優勝 安藤優一(松本)
小学三年女子の部
優勝 柿澤ゆりあ(茅野)
小学四年女子の部
優勝 武居怜花(松本)
小学五年女子の部
優勝 宮下愛梨(上田)
小学六年女子の部
優勝 北澤優実(伊那)
中学生男子の部
優 勝 原田燎(松本)
準優勝 本道陸(諏訪)
中学生女子の部
優勝 古畑朝望(伊那)
高校生の部
優勝 山下雄之(松本)
女子の部
優 勝 遠山昌江(伊那)
準優勝 菊池まり(穂高)
シニアの部
優勝 北澤厚志(伊那)
一般初級の部
優 勝 鎌倉朗嗣(長野)
準優勝 丸山友和(堀金)
一般上級の部
優勝 坂井正宏(千曲)
型・小学生低学年の部
優 勝 清水琉生(松本)
準優勝 細矢陸斗(松本)
第３位 上野愛花理(諏訪)
第３位 武居遼(松本)
型・小学生高学年の部
優 勝 柿澤龍太郎(茅野)
準優勝 安藤優一(松本)
第３位 中村純子(伊那)
第３位 岩崎人士(長野)
型・一般の部
優 勝 菅沼翔紀(飯田)
準優勝 所一彦(諏訪)
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