昇段審査を終えて
今回、昇段審査をお許しいただき、ありがとうございました。
私が空手を始めて14年が経ちます。空手を始めた当初は、黒帯を目標に一つずつ上がっていく帯の色に喜びを感じ、稽古に打ち込んでいました。そして空手を始めて4年半、目標としていた初段をお許しいただき、初めて巻く黒帯の重さを感じた事を、今でも良く覚えています。
それから10年がたち、確りとした目標も無く道場に通っていた私に対し、一緒に稽古をしている山田先輩から、弐段を目標に頑張ってみませんか、目標を持った方が良いですよと話し掛けられましたが、こんな自分が弐段なんてとしばらく決断することができませんでした。しかし自分が弐段を取ることで、長崎支部の発展に繋がるのであれば頑張ってみようと思い決断しました。
審査を受けるにあたり、最初に基本稽古、移動稽古、型に力を入れ指導をしていただきましたが、全てに基本的な事から出来ていなかったことがよく解りました。そして組手に関しても、自分には何が足らないか、20人組手を完遂するためにはどうしたらいいか考え行動するようになりました。
審査当日は徐々に緊張が高まり、審査が始まると、思ったような動きも出来ないまま10人が過ぎました。後半に入り、何度も駄目だと思う時がありましたが、最後までやり切る事を信じて指導、協力していだいた諸先輩後輩のためにも、今応援してくれている道場生のためにも、こんな所では終われないと何度も助けられました。
そして最後の20人目は私が極真空手を始めて以来ずっと目標としている峰先生で、残っている力を全て出し切り完遂する事が出来ました。
今回昇段審査を通して目標を持つことの大切さを改めて強く感じました。また御指導いただいた山田師範を始め、多くの諸先輩、後輩達に心より感謝申し上げるとともに、私が受けた御恩を、これから続く後輩達につなげていくことで、微力ではありますが長崎支部の発展に尽くしていきたいと思います。ありがとうございました。押忍
長崎支部
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