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東京城南川崎支部 黒澤光一 初段昇段レポート(2012年12月24日)

2013.09.20
昇段レポート

この度は、昇段審査の受審の機会をお与え頂き、昇段の御許しを頂けましたこと誠に有難うございました。

入来師範を初め、川端先生、諸先輩方々、各道場生皆様に感謝を申し上げさせて頂きます。

私は、還暦の年に新極真会城南川崎支部等々力道場で白帯を締め空手新入生としてスタートしました。
始めた頃知人、友人達から“何故その年で危険な空手なんか始めたのか?”と異口同音に聞かれました。

私は決まって次のように答えていました。
“危険だから面白いどこまでやれるか試してみたい”と。

そして11年間途中で辞めることなく今日迄続ける事が出来ました。
この間、嬉しかった事、辛かった事何度もありました。

嬉しかった事は帯の色が除々に変わっていくことと、友達も増えてきた事です。
それから全てに於いて積極性が出てきた事です。
自己の成長を少しだけ見出しました。

辛い事は稽古で骨折した時でした。
3~4週間安静にしていなければならず稽古を休まなければならなかった時です。
でも床の中で痛い痛いと言いながら手・足・を動かしながら、何故防御が出来なかったのか等反省の日々を送っていました。
同じ間違えは二度としないぞという精神を養いました。

負けて勝つとはこのことでしょうか。
この様に老骨に鞭を打ちながら、何とかここまでやってこられました。

審査6カ月前からは気合を入れながら審査メニューをこなしてきましたが、何せ老人(?)の為型を身体で覚えるには若者の2~3倍は励まないと覚えられませんでした。
その為ビデオを撮ったり、メモを執ったりし何度となく場所もわきまえず復習を繰り返しました。

特に2カ月前からは川端先生ご指導の下、毎日朝練を1時間集中して稽古を観て頂きました。
先生には指先の曲げる角度まで詳細にご指導頂きました。

何度も何度も繰り返しの練習でした。
全ての動きには道理が有るのが分るように成りました。

又スパーリングでは、本番を想定して規程時間の倍の練習量を諸先輩方々の励ましを受けながら稽古続けてきました。
稽古の無い日は昼も夜も審査当日の全体風景が目に浮かび、精神的にも弱気に成る事が有り他の事には集中する事が出来なることもありました。

1週間前からは食事制限もし、好きなお酒も立ち、生まれて初めての格闘技での大事な試合には、肉体的にも、精神的にもこのような状況下になるのだな~と自分を客観的に観ることができました。

試合とはこうゆうものかとしみじみ感じました。

ところで、11年間の稽古を通じて学んだ事は数限りなくあります。
その中で、私を最も前進させてくれたのは組手スパーリングとビックミットの稽古でした。

自分が極限に達した時、息が上がりそうになった時、更にラッシュを求める気迫の掛け声を聞いた時、その気迫に答えスパーリングハイを乗り越えた自分をみる時でした。

自分でも信じられない力が出るものだな~と、いわば一歩前へ出る勇気、この余剰の力、これを発揮することで技の向上に結び付くのだと学ぶ事が出来ました。

この1歩前へ出る精神を学び取ったことは私にとっては大変大きな1歩でした。
私が目指しているところは、社会的に弱い人たち・高齢者の方々に自分から積極的に働き掛けをし、その人達を温かく見守り、必要ならば声を掛けたり、手を差し伸べたりする事です。

極真の精神にある「、、、孝を原点として他を益す」に合致する行為だと思います。
この一歩前へ出る勇気は道場で養われます。
この勇気を絶やさない為にもこれからも道場に通い、空手稽古・社会貢献に役立ちたく精進に励みます。

黒帯は社会的弱者に強くありたい社会貢献の一旦を担いたい。
これが私の次の挑戦です。

今後とも宜しくご指導、ご鞭撻宜しくお願い致します。押忍

東京城南川崎支部
支部長/責任者:入来武久
連絡先住所:神奈川県川崎市中原区宮内2-1-10
電話番号:044-766-1555
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