新しいスタート
この度は、昇段審査を受けさせて頂きありがとうございました。
私が極真空手を習い始めたのは、小学校3年生の時でした。人に対する礼儀・思いやりなどをしっかりつけるために空手をはじめました。
入門した時は、何も分からずにやっていて稽古に行くのが楽しくて、でもまだその時は道場に遊びに行っている感覚だったので、強くなりたいとか上手くなりたいとか全然思っていませんでした。型や移動など稽古して出来るようになり、だんだん級が上がってきて帯の色が変わっていくのがとても嬉しくなり、稽古を頑張りました。
試合はあまり出なくて出てもすぐに負けたりといった内容の試合ばかりで、とても悔しかったです。普段の稽古から集中してやれてなかったり、あまり一生懸命になってしなかったので、試合では自分から全然攻撃しなかったり、逃げてばかりになっていたし、気持ちが弱いのですぐに負けたりしました。中3の時はほとんど稽古に行けず休会しました。
受験も終わり、高校生になり試合にも出ました。
一般になるのでどの試合に出ても稽古があまり出来ていない分、体力・スタミナは全然ありませんでした。夏に一級の審査が受けたくて稽古に行く量を増やしたり、出稽古にも参加させてもらったりと、毎日空手に行っていました。審査が受かって嬉しかったし、これからもっと頑張っていこうと自分で思うようになりました。昨年の11月にユースの選手に選んで頂き、ユース合宿に参加して、沢山色々学ぶこともできたし、日本代表選手の皆さんから直接教えてもらうことができ、本当に嬉しく思いました。
ユースに参加してまた行きたいなと思い、黒帯を取る事が自分の目標になりました。学校の事などで稽古にあまり行けなくなり、審査を受けられるのかなとずっと不安でいっぱいでした。
黒岡師範に受けてもいいと言われて紙をもらった時は、受けられる嬉しさはあったが体力・スタミナがなく、型などもきちんと出来ていなくて、試合の時でも同じ技ばっかりしかでないし、すぐ逃げるしで、父には「そんなんで受けんな。やめとけ。」と言われました。
ずっと不安の中で、申込をしてから審査までの日は、家でも出来る限り練習をしました。
審査の日はずっと緊張していました。基本・移動・型・力量までは何とか出来たと思いました。10人組手ではスタミナが無い自分には最後までいけないとずっと思っていました。
組手が始まったら、全く思うように最初から出来ずやっぱり自分から先にすることも出来ずに1人目からしんどくなりキツくなりました。途中から気持ちで負けてしまい、ずっと手足を出す事はほとんど出来ず、逃げる状態になってしまいました。やっている時に「気持ち、気持ちしっかり」と言ってもらい、何とか10人終わらすことができました。
応援して下さった皆さんありがとうございました。
これからは教えていく立場になっていくので、しっかり自覚し、気持ちも強く持てるようになりたいです。
最後になりましたが、入門した時からこれまでご指導して下さった黒岡師範、本当にありがとうございました。これからはいい黒帯になれるように一生懸命頑張ります。これからもご指導宜しくお願いします。
たくさんの先生方、セコンドについてくれた皆さん、10人組手の相手になってくれた選手の皆さん、本当にありがとうございました。これからも頑張ります。
黒帯の最初のスタートとしてこれからも努力し、頑張っていきます。ありがとうございました。
押忍
和歌山支部
支部長/責任者:黒岡八寿裕
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