MENUCLOSE
OSU-NET お問い合わせ
ニュース
昇段レポート
ホーム > ニュース > ニュース > 支部ニュース > 昇段レポート > 大阪中部支部 太田秀浩 初段昇段レポート(2013年3月24日)

大阪中部支部 太田秀浩 初段昇段レポート(2013年3月24日)

2014.01.10
昇段レポート

「かけがえのない大事な場所」

この度は、昇段審査の機会を与えていただき、また、昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございます。

三十五歳で小学一年の息子と入門して六年と二ヵ月が経ちました。最初の二年は仕事が忙しく、稽古も月に数回行けるのが精一杯で、息子がどんどん帯が上がっていくのに私は白帯のまま、と言う状況でした。しかしそんな状況が続いても辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。それはどうしても諦められなかった子供のころからの私の夢が極真に入門して強くなる事、だったからです。

現在四十一歳、しっかり空手バカ一代に魅了された世代です。中学生だった当時は親に反対され入門を諦めた経緯がありましたので、新極真で空手をやれることが嬉しくて仕方がありませんでした。とは言え、運動と言う運動を全くしてこなかった私が稽古について行けるはずもなく、不甲斐ない自分に悶々とする日々でした。
そしてもう一つ、克服しなければならなかったのが、臆病な心でした。交流試合に出ても相手の圧力に屈してしまう私に、江口師範代から「後ろに下がらないようになって初めて、空手が始まる」とご指導頂き、以来その言葉を胸に刻み、臆病な自分と戦いました。そして徐々にですが下がらない組み手が出来る様になりました。

一年前、常に一緒に稽古してきた半年後輩で、五歳年上の諸農さんが昇段されました。その時にまの当たりにした凄い気迫を胸に留め、一年間昇段審査の準備をすることが出来ました。十人組み手の一人目に光栄にも奈良支部の松本師範に入って頂きました。緊張で全身が硬直してしまいましたが、最高の記念になりました。
本当にありがとうございました。

相手をして下さった先輩方の重くて痛い蹴り突きが、一発一発心に響きました。何も出来なかった私に丁寧に指導して下さった日々を思い出し感謝の気持ちで一杯になる組み手でした。十人目の最後に江口師範代とさせていただいた時は、以前師範代に「十人目は自分を全て出す場所だから」と言われた言葉を最後まで忘れることなく戦えたと思います。林谷師範の厳しくも暖かい眼差しを感じながらなんとか十人組み手を完遂する事が出来ました。組み手の最中の支部の皆様、保護者の方々の声援がはっきりと耳に届き、とても力になりました。
本当にありがとうございました。こんな温かくて素晴らしい道場で空手が出来る幸せで気持ちが一杯です。

息子と二人で始めた空手ですが、今では娘二人も道場にお世話になっております。いつか家族四人全員が並んで黒帯を締めるのが目標です。臆病で軟弱な私がここまでこられたのも林谷師範、江口師範代、先輩方のお陰です。このご恩は後に続く道場生に微力ながら返して行きたいと思います。

そして林谷師範の「黒帯を取ってからが本当の修行のスタート」とのお言葉を忘れることなく精進して参ります。

押忍

大阪中部支部
支部長/責任者:林谷嘉兵衛
連絡先住所:大阪府堺市百舌鳥赤畑町2-86-1
電話番号: 072-272-7558
大阪中部支部ホームページ


新極真会について 新極真会で心極める
新極真会への入会者募集中 入会希望者の方へ