このたび昇段審査の機会を与えて頂き又、昇段のお許しを頂き石原師範ありがとうございました。
私が道場に入門したのは40才の時です。
初めて石原師範にお会いしたときにおさそいを受けたのですが、いまさらこの年になってという気持ちが最初はありました。
実は20代後半の頃、緑代表にあこがれて入門をしたことがあるのですが、仕事の関係上で一年弱で退会をしたという経験もあってどうしようかなあと思っていると、妻が息子を道場にむかえにいったら必ず「気持ちよかった」と言うのよという言葉を聞き、一度見学がてら息子を道場に迎えに行き稽古を終えて帰りの道中に「パパ、気持ちよかった」という言葉を息子の口から聞き「あーほんまにゆうた」と思い、ぼくも体験入門をさせていただこうと思いました。
一度体験をしたらこんなのでしんどいのと思われるのもしゃくなので息子の「パパ気持ちよかった」を何度もきけると思い思い切って入門をすることを決意いたしました。
多忙な仕事の中、週1回の稽古ができないようでは息子の教育上でもダメだと思い、まずは週一度は必ず稽古に参加することを決めてがんばりました。まさか、こんな私が6年後に師範から昇段のお許しを頂くとは夢にも思いませんでした。
極真空手の黒帯は男の金看板だと様々な方々から聞いていましたので、1度は師範にまだ早いのでおことわりをしようと思ったのですが、師範からのお言葉を頂いたのだから気合を入れなおして頑張ろうと決意をして当日の昇段審査に臨みました。
当日は38度という気温の中、基本、移動、型、補強をなんとか乗り切り、最終の10人組手になりました。
必ず10人全員に前に向かっていくと心に決めていどみました。しかし当日暑さもあり思うように身体が動かず息もあがり、最初からレバーをきかされて5人目位の時にはレバーを完全にきかされてしまい動きがとまってしまいました。
そんなときに石原奥さん、岡山東支部の道場生、又見学にこられている保護者の皆様の「ガンバレ、ガンバレ、ファイト、ファイト、自分から、自分から、ガンバレ森本さん」という声に後押しをされて最後の10人目までたどりつくことができました。最後の10人目は中学3年生になった息子との対戦でした。
ボコボコのボロボロにやられまくったのですが、その1分間は息子の「気持ちよかった」ではないのですが最高に気持ちよく感動をしながら戦った記憶が残っています。
これが極真空手の伝統なのですね。
社会人になって私利私欲のない初めての達成感を味わうことができました。このような組合せをして頂いた石原師範ありがとうございました。
最後になりましたが、岡山東支部の道場生の皆様、保護者の皆様、最後まであたたかい応援ありがとうございました。
又、会社の従業員の皆様は何も言わず協力してくれてありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
この昇段を機にこれからは岡山東支部に微力ながら協力をしていきたいと思います。
押忍
岡山東支部
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