この度は、昇段審査をお許し頂き誠に有難うございます。
僕が空手を始めたのは小学1年の4月です。きっかけは、1歳上の兄が5歳の時から道場に入門していたからです。兄と僕では体格差はもちろん、何をしても大きな差があり、いつの間にか「いつか兄のようになりたい。」という思いで空手を続けていました。
ある時、師範が道場生に、「上手でなくてもいい。手を抜かず一生懸命やりなさい。」と説明をされていた言葉を聞き、「そうだ。下手でも、上手に出来なくても、辛くても手を抜かず、今自分に出来る事を一生懸命頑張る事が大事なんだ。」と気付きました。
入門してから9年を過ぎた夏に、師範から昇段審査のお許しを頂いた時は、本当に嬉しく、夢のようでした。まだまだ未熟な僕ですが、師範に認めてもらえた事が凄く嬉しくて、「絶対に諦めず最後までやり抜いてみせる。」と強く誓い、毎日兄に型と組手の練習を手伝ってもらいました。
審査当日、凄い緊張で心音がすぐ耳の近くで聞こえてきました。型を間違えないか、組手を最後までやり抜く事が出来るのか、とても不安で不安で仕方ありませんでした。その時師範の言葉を思い出しました。
「こんな僕を認めて下さった師範、毎日練習に付き合ってくれた兄、いつも応援してくれている先輩・道場生・父兄の方々の為にも、最後まで諦めず、今自分に出来る最大限の事をやり抜こう!」と気持ちを切り替え、審査に挑みました。
10人組手は思ったより緊張しましたが、応援して下さった高橋師範、分支部長や指導員の皆様、先輩や道場生・ご父兄の皆様のお陰で最後まで頑張る事が出来ました。心ある応援本当に有難うございます。
それから組手のお相手をして頂いた道場生の皆様、本当に有難うございました。
これからは師範に「黒帯を許して良かった!」と思ってもらえるように、兄と一緒にずっと空手を頑張っていきたいと思います。
押忍。
大阪神戸湾岸支部
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