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奈良支部 小瀧ちひろ 初段昇段レポート(2013年10月14日)

2014.01.14
昇段レポート

昇段者レポート-630x21046歳の入門から5年半、51歳で大きな関門を越えることができました。この貴重な機会をお与えいただいたうえ、昇段のお許しまで頂戴しましたことを、心より感謝いたします。

大学生のころ、少しだけ極真空手をかじりました。しかし、流れた汗が塩になってこびりつくようなしんどい稽古、特に組手の怖さに耐えることができませんでした。
それから数十年、空手や格闘技はテレビで見るものと考えていた時、ある方が全日本ウエイト制大会の観戦に誘ってくださいました。試合場を見上げながら、私は「空手っていいな。やってみたいな」と思ってしまったのです。なぜそう思ったのか、今でもわかりません。

さっそく仕事場に近い奈良支部のホームページを見ると、「ソフトな内容」というオヤジクラスが紹介されていました。これならできるかなと早速、体験稽古を申し込みました。少しでも空手ができて、全く運動と縁のない体を動かせればという思いでした。
最初は10回の腕立て伏せができず、ビッグミットの10秒ラッシュだけで頭が真っ白になりました。それでも「ここでやめたら空手との縁がなくなる」と、道場に足を運びました。しばらくは週1回がやっとでしたが。

続けていくと帯の色が変わり、仲間が増えます。そのおかげで、少しずつでも上を目指そう、という気持ちが芽生えていました。

黒帯を目標に定めたのは審査の半年前です。週5回ペースに稽古量を増やしましたが、補強運動に必要な基礎体力も、組手の技術も身につかず、不安が募るばかりでした。とにかくスタミナしかないと、スタンド型のサンドバッグを買い入れ、稽古のない日には2分15ラウンドたたくことを課しました。十人組手より長い時間やらなければ、本番ではもたないだろうと考えたからです。

そして迎えた当日。基本と補強が終わったところで息が上がり、回転移動稽古はふらふら。平安裏の型も足元が定まりません。組手は、後ろへ下がりながら弱々しい突きを出すのがやっと。「自分から」「前出て」「蹴りも出して」という声に、「そんなの無理!」と思いながら立ち続けていました。
なんとか乗り切れたのは対戦してくださった先輩方の恩情と、お仲間のみなさんの励ましのおかげです。

なんとも恥ずかしく、悔いと反省ばかりの昇段審査でした。今回の結果は、黒帯を目指す許可を与えていただいただけだと理解しています。
下り坂の年齢ではありますが、本当の黒帯を目指し、これからも精進して参ります。次なる目標は60歳まで無事に空手ライフを続け、奈良支部名物「還暦会」に参加させていただき、「赤帯」を巻くことです。

最後に、頼りないオヤジをここまでお導きくださいました松本直義師範、指導員・黒帯の先輩方に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

奈良支部
支部長/責任者:松本直義
連絡先住所:奈良県北葛城郡河合町広瀬台3-6-3アルプス2階
電話番号: 0745-76-3088
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