私が新極真会に入門したのは、今から11年前の37歳の時でした。
きっかけは、体力も落ちてきたことだし何かやって体を鍛えないといけないと考えるようになり、インターネットを検索していたところ、大濱道場のホームページが目にとまり興味を持ったことです。
しかし極真と言えば、すごく危険なイメージでまた、37歳の年齢で始めるのは遅いのではないかと思いました。
ところが道場に行って話を聞いてみると指導員の方がとても丁寧な対応され、その説明の中でもっと高齢で始められる方いらっしゃると言う話を聞き、それなら自分でも出来るかもしれないと、思い切って入門することにしました。
入門してからは必ずしも順調ではなく、仕事の忙しさやケガをしたことなど、道場から足が遠のいてしまうことも多々ありました。そんな時はなかなか道場に行きづらくなるものですが、道場のみなさんがいつも暖かく迎え入れて下さったことからなんとか続けていくことができました。
昇級審査では、茶帯を受審するまでに7年かかりましたが、すんなりと合格になりませんでした。
このことをきっかけに、壮年部を主とした師範稽古に出ることになりました。
師範稽古では基本や移動、型の稽古が中心ですが、この師範稽古を通して、基本や型の大切さ、自分の未熟さを再発見することが出来ました。
今思えば、この茶帯を許されるまでに少しだけ遠回りしたことが、結果的に本当によかったと思っています。
その後なんとか茶帯に昇級出来ました。
そして茶帯になって3年たった頃からは、本当に黒帯を締めてみたいと思うようになりました。
そこで所属道場以外の稽古にも参加したり、道場に行かない日でも、ランニング、ダッシュ、補強などの自主トレにも励むようにしました。
そうして審査の日を迎えました。
審査当日は緊張で体がガチガチで、特に10人組手の前などは、恐怖と緊張で足はガクガク震えていました。
審査内容は基本、移動、型、10人組手でしたが、内容はともかくなんとかやり遂げることが出来ました。
特に10人組手で最後まで頑張り通せたことは、自分にとって大きな自信となりました。
今回このような機会を与えてくださり、昇段を許していただいた大濱師範には感謝の気持でいっぱいです。
また、物覚えもよくなく、器用でもない自分に何度も根気よく粘り強く指導していただいた師範代、指導員の方々そして一緒に稽古していただいた道場生のみなさん、本当にありがとうございました。
基本、型、組手どれをとっても本当の黒帯と呼ばれるには程遠い自分ですが、これからも稽古を頑張り、りっぱな黒帯となれるよう精進してゆきたいと思います。押忍
広島支部
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