この度、昇段審査を受けさせて頂きました恩田英明と申します。
昇段にあたり、新野先生・河口先生・福嶌先生・久野先生、そして多くの先輩方・後輩の皆様のご指導を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
僕が空手を始めたのは23歳からです。
それまで小学校はサッカー、中学・高校はハンドボールと、球技ばかりで武道や個人技には興味が向きませんでした。
高校ではメンバーに恵まれ、インターハイ・国体に行けましたが、それまで倒れるまで、吐くまで部活をしていた事もあり、社会人として仕事に慣れた頃、エネルギーを持て余しておりました。
そこで「趣味を持とう！」と色々試してみました。
が、自分の中で燃えるものが無く諦めかけていた頃に、空手に出会いました。
しかし空手と言いましても、体験入門したのは伝統派の「寸止め」空手。
やってみると・・・何か違う。
でも、面白いと思いました。
この先に、あるぞ！と。
調べてみると「直接打撃が可能な流派」があると分かりました。
それが新極真会です。
早速、一日体験に行きました。
しかし一日体験しただけで怖くなり、さらに怪我をすると仕事に支障が出るといけないので、以後行かなくなりました。
言ってみれば根性なしです。
しかし一年後、どうしてもやりたくなり、再び門を叩きました。
怖いながらもやってみると「これだ！」と思いました。
やっと見つけました。
生涯追い求めることが出来る、全身全霊ぶつけることが出来るものです。
本当に嬉しかったです。
そして、14年掛かりましたが昇段審査を受けることが出来ました。
空手を通じて、こつこつ、愚直に続ける事の大切さ、挨拶・礼儀の大切さ、気持ちのコントロールの仕方、何事も量練習をする大切さ、などなど、誰もが知っている今更の事かもしれませんが、先生方・先輩方に教えて頂き、本当に嬉しく思います。
とは言っても、まだまだ出来ていない事ばかり、技術も強さも心構えも精進・修業し続けるのみと思っております。
空手に出会えて本当に良かったです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
岐阜道場
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