この度は、昇段の機会を与えてくださり、そして昇段のお許しをいただき誠にありがとうございました。
思い起こせば7年前、44歳になっておりました私は、偶然にも全日本大会でご活躍されている山田師範の映像を拝見し直感的に「この人から空手を学びたい」と感じ、翌日には連絡し道場見学をさせていただいておりました。
当時はまだ道場を開かれて3か月くらいの時期だったと思いますが、少人数ながらも活気があり、そして何より師範の人柄から滲み出る感じの良い応対もあり、その場で入門を決めておりました。
しかしながら壮年の私にとって当初の稽古はとてもきつく、ついていくのがやっとでした。
それでも稽古後の何ともいえない爽快感は何ものにも代え難いものがあり、だんだんと空手にのめり込むようになっておりました。
4年を過ぎた頃、私の地元にも道場を開かれ、時々、指導を任されるようになり、ますます空手の楽しさと同時に難しさ奥深さを感じるようになっていた私は、いつか黒帯を締め新極真空手の素晴らしさを伝えたいという思いが強くなっておりました。
師範から昇段審査のお声をいただいた時はとても嬉しくもあり反面、体力的に大丈夫なのかとの不安もいっぱいでした。
審査当日の最後の10人組手は決して満足いけるような内容では無かったのですが、応援してくださった諸先生方や道場生の熱い声援で何が何でも倒れまいとの思いで完遂することができました。
空手とは決して一人で闘っているのではないんだと、あらためて仲間の絆を強く感じました。
最後に、ここまで私を導いて下さった山田師範、のぞみ先生、いつも笑顔の絶えない諸先生方、道場生のみなさん有難うございました。
今後とも精進してまいりますので宜しくお願いいたします。 押忍
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