この度は、昇段審査を受けさせていただきありがとうございました。
私は4歳の時に父と共に入会しました。
最初は泣いてばかりでした。
父が連れて帰ってしまったこともあるくらいです。
しかし、道場の先輩は皆とても優しく、泣いている私に「一緒にやろう。」と言ってくれて、皆と稽古が出来るようになり、空手が楽しくなりました。
そして入門してから8年、昇段の推薦をしていただきました。
前の年には先輩の昇段審査で型、移動稽古を見たり10人組手の相手をさせてもらっていたので、とても大変なことを知っていました。
なので、最初はあまり受ける気持ちにはなりませんでした。
しかし、昇段の推薦をしていただけるのはめったにないこと、そして受けることで自信がつくのではないかと思い、受審することを決めました。
しかし、中学校に入り道場に行ける回数が減ってしまい、不安になり、「受けないほうが良いのでは？」と思った時もありました。
でも、私が審査を受けると決めたことで応援してくれたり、一緒に項目をやってくれる先輩や周りの人がいました。
それなのに「ここであきらめてはいけない。」「一度自分で決めたことなのだから、必死で練習して自信を持って本番をむかえたい。」と思い、改めてがんばろうと思いました。
そして審査当日、道場に着くと今までの審査では感じたことのない緊張に襲われました。
そこでも見に来てくださっている方々に「がんばって。」などと声をかけていただき力が湧いてきました。
昇段審査は、基本、移動、型、組手の順番で行われました。
基本、移動、型では緊張してしまいましたが、精一杯の力を出すことができました。
最後に10人組手でした。
3人目位までは緊張で体が思うように動きませんでした。
しかし後半になるにつれて体力がなくなってきましたが、周りの方々の応援がたくさん聞こえてきて、とても元気づけられました。
最後の１人は全く力がのこっていませんでした。
今できる動き、力をだそうと思いましたが、思い通りに動かすことはできませんでした。
でも、自分なりに一生懸命できたので良かったです。
最後に、今まで指導して下さり、今回昇段の許可を下さった木元師範、茂木師範代をはじめ、各道場の先生方、先輩、その他の仲間、そして幼年期にお世話になった村越先生。本当にありがとうございました。
これからは黒帯をしめることへのほこりと責任をもち、日々努力していきたいと思います。押忍
神奈川東横浜支部
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