私が最初に空手を始めたのは、かれこれ30年程前になります。
当初伝統系の空手に入門しましたが当時高校生だった私は、極真空手は強いという噂を聞き大山総裁の著書などを読み、いつか極真に入門したいと思っていました。
その後当時の極真空手神奈川支部大和道場に入門し、家から近い藤沢の道場に移籍しました。
当時はサポーターなども今ほど進化していなく、痛い思いをして足を引きずり帰った事を覚えています。
その後茶帯まで行きましたが、大学を卒業して就職すると、次第に道場から遠ざかり退会してしまいました。
武道への思いは断ち切れず、柔道や少林寺拳法なども修行しましたが何か違うと思い、もう一度極真空手をやりたい気持は常にありました。
そんな時、当時蒲田まで通勤していた私は、帰りの経由駅に現在の道場があるのを見つけて、今からでは遅いのではないか?体力が持つかなど悩みながら入門するかどうか数か月悩みました。
木元師範といえば、世界大会でアンデイ選手と激闘を繰り広げた事は知っていましたので、先入観で怖い道場なのではないかと思ってしまっていたのです。
ところが、見学に行くと指導員の方も丁寧に接してくれ、入門することを決意しました。
実に10年ぶりのカムバックとなりました。
実際に組手をしてみると、10年のブランクはあまりにも長く、やはり無理か?などと悩む事もありました。
その後内部試合やブロック大会などにも出場させて頂き、勝つ喜び、負ける悔しさなどを味わえた事も大きな勉強になりました。
自宅から近い道場も出来て、こうして続けられてきたのも師範初め、指導員の方々、道場の仲間の支えがあったからだと思います。
再入門してからも、リストラ、仕事上の挫折、病気など様々な事があり心が折れてしまいそうになり空手からも遠ざかった事もありましたが、こうして今回昇段審査を受けられた事を感謝したいと思います。
10人組手ではサンドバック状態できつかったですが最後まで逃げない、諦めない気持を大事に、ここで逃げれば前の自分と同じになってしまうと言い聞かせながら、何とかやり通すことができました。
また、基本や型の重要性も再認識しました。
この経験を今後の人生や仕事に生かしていきたいと思います。
そして新極真の黒帯に恥じない生き方をしていきたいと思います。
ありがとうございました。押忍
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