この度は、昇段審査を受けさせていただき、また昇段をお許しいただきありがとうございます。
僕が空手を始めたのは、小学校4年生の9月頃です。
当時、体を動かすことが大嫌いだった僕は稽古をよく休んだりしていました。
黒帯を取るなんて考えはどこにもなく、ずっと白のままでいいと思っていましたが、審査に合格して、帯の色をどんどんと変えていく先輩方の姿を見て、自分も帯の色を変えたいと思うようになり、稽古も休まず取り組むようになりました。
稽古を重ねていくうちに、試合にも出てみたいと思うようになり、8級の頃、交流試合に参加しました。
結果、2回戦で負けてしまいましたが、1回戦だけですが勝てたことがとても嬉しく、先輩方にも褒められ、それから稽古により励むようになりました。
そして気が付けば1級。
あと1歩で黒帯に手が届くというところまで来ましたが、その1歩を踏み出すことが中々できませんでした。
自分なんかが黒帯になっていいのか、という不安が消えず半年を過ごしていましたが、先輩方、友人、両親の励ましにより昇段審査を受けることを決意しました。
審査当日、一番不安だったのは型でした。
引手、腰を落とす、力強さを見せる、など意識して型に取り組みました。
完璧ではなかったですが自分なりにやり遂げることができたと思います。
不安だった型も終了し、残すは十人組手。
「みんなもこの辛い組手を乗り越えている。僕だってできる。」と、とにかく自分を励まして組手に臨みました。
しかしやはり6人目を超えたあたりになると「もう動けない。」という気持ちが出てきましたが先輩方、後輩、友人、周りの保護者の方の声援が聞こえてきて「まだやれる。」という気持ちが湧いて十人組手を乗り切ることができました。
大嫌いだった空手ですが今は大好きになり、先輩方、後輩と汗を流して稽古できるのも父、母のおかげです。
ほんとうにありがとう。
最後になりましたが、藤原師範やたくさんの先輩方、応援してくれた後輩のみんな、本当にありがとうございました。
初段。これは新たなスタートだと思います。
初段という自覚を持ちこれからも今まで以上に精進していきますのでよろしくお願いします。押忍
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