昇段審査を受けて
この度、昇段審査の機会をいただきました木浪師範に本当に感謝申し上げます。
審査会には、入来師範がご出席の上、木浪師範ともども審査していただき誠にありがとうございました、御礼申し上げます。東京北西支部のご参加いただいた方々、また一緒に稽古をしている方々にも感謝の気持ちで一杯でございます。
このような大勢の方々にお世話いただいて、支えられていることを実感することができました。
審査は、木浪師範の一般稽古のご指導や、合宿などの折々に三瓶先生や福島支部の諸先輩のご指導で稽古してきたという自負をもって、普段の空手をしっかりやりきるという気構えで臨みました。
入来師範の総評では、評価いただいたところはさらに突き詰めていくこと、ご指摘いただいたところは、一つ一つ見つめ直しながら精進して行きたいと思っております。
この度の昇段審査は、木浪道場では第一回目という光栄に預かりました。
道場生には力を付けてこられた方々がおりますので、これからも第二回、三回と続いていくものと願っております。
私は、四十にして、極真空手の門を叩いて20年になります。
入門の切っ掛けはメンタルな動機であり、空手を通じて何をどうするか、何がどうなるかなど考えず、極真空手を、とにかく始めること。これが、最初の目的でした。
当時は、自らの体を持て余し、どの稽古をしても先輩諸氏に追いついていけないことに焦ったり苛立ったりの日々だったことが思い出されます。
幾分身体が絞まり動くようになって、組手の真似事ができるようになると、空手をすることに夢中になりました。
仕事中でも、組み手や型のイメージトーレーニングしている自分があり、生活の大部分が空手中心に回っている充実した時期だったと思います。
福島支部では、三瓶先生に空手理論をご指導いただくようになって、ますます空手の奥深さを感じています。
技の根本は、横隔膜を落とすための呼吸が重要なこと、身体の使い方は肩胛骨と骨盤を意識すること、肘使いが大切なこと、と自分としては理解しています。
これからも、普段の稽古の中で、一挙手一投足その教えを実践することによって、奥深さのなんらかを感じて掴んでいきたいと考えています。
木浪師範は、諸事に通じ自らの視点から物事の本質を見極める目をもっておられ、勿論空手は造詣が深く、武道としての空手を広い見地から追求されており、私はその一旦でも稽古の目標にしていきたいと考えております。
道場訓には、生涯の修行を空手の道に通じとあり、私はこれを目標にしてこれからも修行していくなかで、空手を通じて何ができるかをも考えていきたいと思います。
東京北西支部
支部長/責任者:木浪利紀
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