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長崎支部 宮本達也 弐段昇段レポート(2014年10月18日)

2014.12.09
昇段レポート

この度は、弐段の昇段審査の機会を与えていただきありがとうございました。

私は、27歳の時に長崎市からは最遠の離島である対馬で入門し、6年間をそこで過ごしました。
その後、転勤で佐世保に3年、今は長崎に移り住んで5年目です。興味本位から軽い気持ちで入門した当初、黒帯の先輩は私から見るとあまりにも強く、とても目標と考えられる存在ではありませんでした。

そんな私が黒帯を目指すきっかけとなったのは、山田師範の「黒帯は努力をすれば誰でも必ず取れる。」という言葉でした。
山田師範は離島で空手を学ぶ私たちのために対馬を訪れ、現地での審査会を開催してくださり、また、特別稽古を行い、自らひとりひとりに丁寧に指導をしてくださりました。

合宿や交流大会に参加をした際には、温かい言葉をかけてくださったことで、離島から心細い思いを抱えてきた私たちがどれほど救われたかわかりません。
 
合宿など長崎支部の行事に参加を重ねることで、多くの仲間ができました。
佐世保に転勤した際に初めて道場へ稽古に行った時も、まるで旧知の仲間のように接してもらったことを今でも覚えています。

佐世保を離れて5年になりますが、先日の昇段審査の際には佐世保からも多くの仲間が駆けつけてくれました。

なんとか二十人組手を完遂できたのも、いつも一緒に稽古をしている仲間をはじめたくさんの声援があったからこそです。
突きや蹴りを受ける痛み以上に、感謝の気持ちが湧いてきたことは本当に不思議な経験でした。
 
弐段といえば、私にとっては最初に空手を教えてくれた三上先輩がまず思い浮かびます。
同じ学校に勤務する職員として、空手だけではなく、仕事のことなど本当にいろいろなことを教えていただきました。

私が色帯だった頃、なかなか思ったように自分が強くなれず、組手では後輩にも敵わなくなり、本当に空手が嫌になりそうな時期がありました。

やめてしまおうかと本気で考えたこともあります。
この頃、稽古が終われば必ず家に誘っていただき、食事をごちそうになっておりました。
その時のビールが本当においしくて、その時間が本当に楽しくて、それでなんとかこの時期を乗り越えることができました。

当時の私はまだ独身でしたが、三上先輩には御家族があり、小さなお子様もいらっしゃったので、今考えると、夜遅くでしたし随分迷惑だったろうと思います。

しかしながら、微塵もそのような素振りをされず、いつも笑顔で私を誘ってくれました。

三上先輩は今でも私にとって強さと優しさの象徴です。
私などは空手の技も人間的にもまだまだ及びませんが、昇段を機に少しでも先輩に近づけるように、後輩にとって頼りがいのある先輩となれるよう精進したいと思います。
 
入門した当初は、まさか自分が弐段に挑戦できるなどとは夢にも思いませんでした。
要領が悪く、身体的にも決して恵まれているとは言えない私がここまで来られたのは、やめずに続けてきたからという理由だけだと思います。

つい2年ほど前にも、仕事で大きな失敗をしてしまい、それを機に職場を離れることができなくなり、気持ちも目入り、道場から遠ざかっていた時期がありました。

山田師範が電話をかけてくださり、「大丈夫か?みんな待っているぞ。」と声をかけてくださらなければ今の自分はありません。

転勤の多い私ですが、県内のどこにでも仲間がいて、どの道場でも楽しく稽古をすることができます。

私がここまで空手を続けることができたのは、多くの仲間に支えられたからに他なりません。

本当にありがとうございます。

これからは、私も仲間を支え、師範や先輩方に教えていただいたことを稽古を通じて後輩に伝えていける存在になりたいと思います。押忍

宮本昇段審査 DSC_0063

長崎支部
支部長/責任者:山田政彦
連絡先住所:長崎県諫早市川内町173-5
電話番号:0957-24-1323
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