この度は昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございます。
私が空手を始めたのは2000年8月19日、39歳になる年で、現在は新極真会の組織ではありませんが、極真会館・立川道場のちの新極真会・東京西支部に入門いたしました。
世界一厳しいと言われた道場で10年間お世話になり、2010年12月4日より現在の吉祥寺杉原道場へ、3級の時に移籍して4年になり、空手歴14年になります。
2012年の6月に2級、去年の12月に1級に昇級させていただき、早ければ今年の年末に昇段審査を受審できるかどうか?と思っていました所、確か3月末ごろに杉原師範より「年末に審査を受けるつもりで稽古をする用に。」と言われまして、一言「押忍」と答えましたが、まだ9ヵ月も先の事でしたし何が起こるかわかりませんので、何気無く受け止めていました。
しかしそれなりの事はやっておこうと思い、5月の合宿に参加し、7月・8月・9月の暑い時期に稽古を多めに行い、うまく乗り越えられれば審査もうまく行くのではないか?と考えていました。
6月の審査が終わったころ再び杉原師範より、「次の審査を受ける様に」と言われ、それから審査に対する稽古を行う用になってきました。
道場に行くのは本当でしたら毎日または、一日置きぐらいに行けばよいのでしょうが、仕事の都合と体力的に無理ですので、週2回~3回行く用に心掛けました。
道場に行けない時も出来るだけ筋トレ・柔軟体操、時には蹴りの稽古なども行っていましたが、計画的にやっていたのでは無いので、どの程度効果があったのか?型も出来るだけ行う用に毎日ではありませんが、今日は臥龍と最破、次の日は突きの型・十八・撃塞(小)と一日に2種類~3種類、各2回~3回稽古する用にしました。
8月に入り暑さも増し稽古するのも辛くなってくる中、毎週金曜日には稽古時間を延長しての練習組手を30分、長いときで
1時間やっていただける様になったので、毎週金曜日に行くことにしました。
暑さと、練習組手は杉原師範も入るので、何度も杉原師範に倒されて辛く厳しい稽古でした。
水曜日のビギナークラスは基本稽古・移動稽古を丁寧に行うので、基本と移動稽古を再チエックする意味で何回か行きました。
10月に入り涼しくなってきて2か月前になったので、心肺機能を高めようと思いマスクを付けて、サンドバックと練習組手を行いました。
辛く厳しい稽古が続くと気持ちが落ち込んだ事もあり、「こんなことで10人組手が達成出来るのかな?」とか「審査を受けるのをやめようかな?」など思ったりしました。
しかし杉原師範が、フェイスブックや日程表に「赤須文治さんが10人組手に挑戦しますので、みなさん応援よろしくお願いします。」と毎回乗せるので後に引けなくなり(笑)又、10月末の健康診断で何処か悪いところがあったら、受けるのをやめようかとおもいましたが別に異常無し、先生に「激しい運動はしないほうがいいですよね?」と聞いたら「いや、大丈夫ですよ。」の答え、「喜んでいいのか?悲しんでいいのか?」(笑)
そんな中、型の稽古も多めにやったりしていよいよ本番となりました。
当日はそれほど緊張もせず、体調も良く落ち着いていました。
従来ですと審査の前の日・当日は緊張いたのですが、今回は稽古内容が充実していたので、冷静でいられたと思います。
基本・移動と順調に進み、補強ではジャンピングスクワットは100回出来ず95回が限界でした。
型の時は平安1~5の裏では息が上がりきつかったですが、次の三戦、天掌の息吹で大丈夫になり、それ以降の型に繋げる事が出来ました。
最後の10人組手になり、とにかく出来るだけ動き回り、相手の攻撃をなるべく貰わないように意識しましたが、なかなか思う用にはいかずけっこう押されてばかりで、技も思うように出せずにいたと思います。
夏場の辛い稽古のおかげで、相手に向かう気持ちもスタミナも前回の7人組手の時よりも、自分では良かったと感じています。終わった後に、「あの時にあの技を出せばよかった。」とか「あの時こうすればよかった。」とか反省点が思い浮かびました。
今回黒帯を頂くことになりますが、基本・移動・型・組手、全てにおいてまだまだだと思いますので、今後さらに人間的にも精進していきたいと思います。
今回応援または協力して下さった道場生の皆さん、ご父兄の方々、そしてこのようなチャンスを与えて頂き、激励の言葉を頂き、合格させて頂いた杉原師範、本当にありがとうございました。
今後共よろしくお願いいたします。 押忍
吉祥寺杉原道場
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