この度は、弐段昇段審査のお許し頂きまして本当にありがとうございました。
私が入門させていただいてから17年がたとうとしています。
長男が生まれたのをきっかけに、父親として心身共にもっと強くなりたいと思い、伝統派空手から極真空手へ入門させて頂きました。
全く違う厳しい稽古内容とフルコンタクトと言う事もあり、時にはあちこち痛めながらも、空手を学んでいるという実感を強く感じながら稽古に励みました。
途中一時、稽古ができない時期もありましたが、松下先生の興味深く、厳しさの中にも楽しい稽古のおかげで今日まで続けることができました。
初段の昇段審査後8年がたちましたが、当初自分にはあまりにも遠すぎて、別世界であった20人組手という審査のお許しを頂いたのが、一昨年でした。
その時は私の不注意から右膝を怪我してしまい、断念せざる負えなくなりました。
そしてその翌年、改めてお許しいただいたのですが、次は脳の病気で断念。
「自分にはもう無理なのかーー。」そんな不安が頭をよぎる時もありましたが、共に汗を流す道場の皆さん、特にいつも元気いっぱいで厳しい稽古に弱音を吐かない子供たちの頑張りや、常に自分に対してモチベーションを与えて頂ける先生の言葉に「焦らず自分自身と向き合い、とにかく続けて行こう!とにかく継続して行こう。」そう自分に言い聞かせ諦めず頑張りを続けることができました。
審査当日まで、自分なりに精いっぱいやってきたつもりでした。
しかし、誠にお恥ずかしい限りですが基本、移動、型、まだまだ足りない部分を実感する場でもありました。
特に20人組手に関しては想像以上に早く息が上がってしまい、その後思うように動けない自分にジレンマを感じながらの組手でした。
ただ、そんな自分に声援やアドバイスを送って下さる先輩方や皆さん、組手後の挨拶で激励や励ましを下さる先輩方の言葉に力を頂き、何とか終えることが出来ました。
今回頂いた審査からもたくさんの学びがあり、反省点も沢山あります。
この先も、もう一度原点に立ち返り修行に励んでまいります。
最後になりますが、審査のたびにけがや病気で辞退してしまった私にチャンスを与えて下さった永島師範、苦しい時にいつも見守り、導いて頂いた松下先生、共に汗を流し稽古をつけてくれた道場生の皆さん、今回の審査でご声援、激励いただきました先輩方や静岡西支部の皆様、本当に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。押忍
静岡西支部
支部長/責任者:永島文秋
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