昇段審査に臨んで
この度は、昇段審査を受ける機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
思えば25年前、大学入学を機に入門し、三瓶先生からは毎週土曜日に稽古をつけて頂き、大学でも先輩にご指導を頂き、休日は道場の先輩と練習をするなど、毎日充実した稽古ができたことは、とても有り難いことでした。
その後、仕事の関係もあって、道場から足が遠のいたときもありました。
これで良いのかと迷いながら道場に通う日々もありましたが、今こうして続けていられるのは、いろいろな方々からの助けがあってのことと、感じています。
昇段審査にあたっては、自分に審査を受ける力があるのか、その準備ができるのか、など不安だらけでした。
自分にできることは、覚悟を決めて、すべての力を練習に使うことだけでした。
そして10人組手を行い、ただただ、必死に戦い、完遂できたことは、自分にとって本当に大きな何かを越えた瞬間であり、かけがえのない時間でした。
そして、これは、これまでお世話になったすべての方々の支えがあってのことと深く感謝しています。
困難があると、あきらめてしまう弱い自分の壁を越える場を与えて頂き、また忙しいなか、遠方より審査のために集まって下さった先輩方に、心から「ありがとうございます」と感じました。
今後も、自分自身精進を怠らず、この審査で感じた自分に対する、新たな課題を克服していき、今まで自分に与えて下さった、先生や先輩の思いを後輩に返していけるよう、努力していきたいと思います。
重ねて三瓶先生をはじめ、一緒に練習した仲間、大学や道場でお世話になった先輩方に深く感謝致します。
ありがとうございました。
福島支部
支部長/責任者：三瓶啓二
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