「忘れてはならないこと」
この度、昇段審査の機会を与えていただきました村山師範に心より御礼申し上げます。
また、これまで一緒に稽古して頂いた諸先輩、道場生の皆様、本当にありがとうございました。
私が極真空手を始めたのは、仕事で香港駐在中、友人の紹介で道場を見学したことから始まります。
高校、大学と剣道を続け、就職後も京都拘置所の職員さんと稽古をしておりました。
このまま身体が動かなくなるまで剣道をすると決めておりましたが、香港で極真空手との出会いが私を空手の世界へ導きました。
それから18年が経過し、今回の昇段審査を迎えることとなりました。
今回昇段審査の声を掛けて頂いた時、仕事の関係で稽古回数が少なくなっており、やっと本格的に稽古を再開した矢先の事でしたので、正直本気でおっしゃっているとは思っていませんでした。
しかし1ヵ月後、「忘れていませんよね」のお言葉に、本気やったんやと「焦り」の反面「嬉しさ」で一杯でした。
せっかく村山師範から声を掛けて頂いたのだから、死ぬ気で頑張ろうと覚悟を決めました。
先ずは動く体作りを目標にスタミナトレーニング、減量、拳立、蹴上を開始、そして審査に挑戦される方々と、稽古後自主トレーニングを開始しました。
夜遅くまで共に苦しみ励まし、稽古できました。
仲間が出来たことによる相乗効果を感じずにはいられませんでした。
ところが、最後まで型がうまく出来ず、夜な夜な近くの公園で稽古を行い、審査5日前にやっと合わせる事ができました。
審査当日、朝から不安で不安でたまりませんでした。
常に「落ち着け集中!」と自分に言い聞かせ、審査を受けておりました。
最後の十人組手では、致命的打撃を受けないように動きを止めないことを心がけ、「出来る!動け!」と念じておりました。
しかし徐々にスタミナが奪われていきます。
そこからみんなの応援が聞こえるようになりました。
みんなの応援に力をいただき、なんとか完遂できたと思います。
感謝しております。
合格発表後の最初の稽古で、村山師範より「やっと仲間になれましたね。」とお言葉いただき、続けてきて良かったと心から思いました。
ちょっと泣きそうでした。(笑)
最後にここ半年私の我がままを見守ってくれた家族、会社の仲間、そして村山師範、指導員の方々、10人組手の練習の為に時間を割いて元立ちに付き合ってくださった方々、応援いただいた方々の支えがなければ昇段できなかったと思います。
その事を肝に銘じて、これからも精進していきます。
そして、新極真会京都南支部、村山道場を微力ながら諸先輩、道場生の皆様と共に世界一の道場にしていきたいと思います。押忍
京都南支部
支部長/責任者:村山努
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