この度は、昇段審査を受審させていただきまた、昇段を許可していただき誠にありがとうございました。
前回の初段審査から約8年という長い歳月が過ぎ、様々な事を経験する事が出来ました。
前回の昇段審査では、基本での体の使い方、型移動稽古での動作の脱力の仕方等、何も考えずにただ漠然と一生懸命やっていたのを思い出します。
肩に力が入りすぎて、組手ではなかなか自分の思い描いた技が出せずに、試合になると、稽古では出せていた技が力みすぎてできない等、なかなか自分の思った組手が出来なかった事を思い出します。
初段を取得するまではミット、組手稽古等を中心に行い、基本稽古・移動・型等をおろそかにただなんとなくやっているだけでした。
今回の弐段受審にあたり、前回の初段を許可していただいた後から、基本稽古の時、体の使い方を考えるようになり、上半身は肩甲骨を使い、下半身は腸骨を意識して行う事によって組手の時、昔と違い少しずつですが、楽に技を出せるようになっていきました。
『空手の生命』にもあるように、基本を正しく行う事によって自分の組手が出来ていく事を、少しずつではありますが、理解出来るようになっていきました。
今は現役選手を続ける一方、道場生を指導する立場でもありますが、後輩の為にも、自分自身が技に磨きをかけていき、選手としても結果を残し、後輩から尊敬される指導員を目指してやっていきたいと思います。
その為にも、これからも努力を重ね、日々精進していきたいと思います。
最後になりましたが、これまで指導してくださった楠師範をはじめ、川口師範代、江口隆行先輩、佐賀筑後支部の先輩方と道場生のみなさま、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。押忍
佐賀筑後支部
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